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 明日はワールドカップ(WC)アジア最終予選の日本対ウズベキスタン戦が行われるので、2日間過去のWC観戦時のエピソードを書くことにする。
 写真(中)は日本が最初にWCに出たフランス大会の入場券である。この時は一部の人の入場券が手に入らず訴訟騒ぎまで起きた。
 中には「日本チーム応援のためフランスに行きたいので休暇を下さい」と申し出たところ「仕事が大事か、サッカーが大事かどちらか選べ」と言われて泣く泣く辞表を出してフランス行きを決めた熱烈なサッカーファンもいた。
 ところが間際になって旅行代理店から「チケットが取れない、旅行代金は全てお返しますから」と謝られたが、そんなことでは許されないということで訴訟したそうだ。
 私はその時期ある団体に出向しいていてそこの事務局長を務めていたが、常勤の役員はおらず実務的にNO1であったので、半年も前から、その間休暇を取ることを公言して仕事の予定は一切入れないように命じ、「サッカーが大事か、仕事が大事か」その優先順位がどちらにあるのかを自ずと分からせるようにしていた(10年も前のことであり、パワーハラスメントと訴えられても時効である)。
 そういうわけで応援ツアーの一行とフランスに行き、試合当日、パリの出発駅に到着すると驚いた。日本チームのユニフォーム(写真上)を着た日本人だらけで試合会場のフランス西部のナント行きの貸切列車が10分置きに出たが、列車の中は日本人だけであった。
 ナントの駅に着くとなんと待機していた貸切バスの列をパトカーが先導して交差点などでも一般の車より優先して試合会場まで直行してくれた。
 スタジアムの中も日本人が7、8割を占めていた(写真下。黄色のシャツのレフリーの右2人目の茶髪が中田ヒデ)。試合は0対1で惜敗し予選敗退となった。 
 選手のためにパトカーが先導するのは理解できるが観客までとは!
 ヨーロッパに根付くサッカー文化の凄さを垣間見た気がする。