めいちゃんの手術について、心臓血管外科の医師から受けた説明です
診断名:ファロー四徴症
有名人では、スノーボード金メダリストのショーンホワイトさんが罹患しています。
病気について
①大動脈騎乗:心臓と連続する大動脈弁が胎児期に前方に偏位する
②心室中隔欠損(VSD):右心室と左心室に間に欠損孔が生じる
③肺動脈弁狭窄(PS)
④右室拡大
病状は肺動脈弁狭窄の程度により、
チアノーゼ(酸素飽和度低下、無酸素発作など)が強い場合や、
肺高血圧を伴う心不全状態(体重増加不良、発汗過多、多呼吸、哺乳不良)を呈する場合など様々である
手術の目的や必要性
大動脈と肺動脈の間に人工血管でシャントを造設し、肺血流を確保する
動脈管があいている場合(めいちゃんは閉じている)は不要となるため結紮する
この状態で当面の生存を図り、根治手術の時期を探る
酸素飽和度が低下するようであれば、さらにシャントを追加する
まず、BTシャントという今回の手術をしてから、
1歳くらいに心内修復術(根治術)を行うそうです。
BTシャントによる死亡率は5~10%で年齢を重ねてもあまり変わらないそうです。
一方で心内修復術は小さいときは死亡率が高いのですが、大きくなると死亡率がBTシャントより低くなっていくそうです。
めいちゃんは日齢6なので、現時点ではBTシャント術が選択されます。
手術は9時入室で執刀開始が10時半、
3時間の手術でICUに戻ってくるのは14時くらいという予定です。
ICUに3泊くらいして、週末にはHCUか小児科病棟へ移れるそうです。