以前にもここに書いたけど、


20代の週末、六本木のクラブで遊んでいた頃、


こう思っていた。




こんなことをできるのは

若い時の今だけ。



でもね、20代の頃、天海祐希さん主演の「around 40」っていうドラマを観て、


(「アラフォー」という言葉が生まれたドラマね。)



「アラフォーのお姉さんたちが、

子育てや仕事が落ち着いて、

また六本木のクラブに戻ってきた!」


っていう設定を観たの。



アラフォーで美人で、

仕事でキャリアがあり、

お洋服が洗練されて、


そんな天海祐希さんが六本木ではしゃぐ姿を観て、



アラフォー

かっこええ!!!


そう思ったんだよね。




若い時は、例えば23歳の誕生日に、

「やべえ!もうババアだよ!」なんて本気で思ったりしてたよね。



だから

キレイなのは20代前半まで


それを過ぎたらババア


なんて本気で思っていた。





でもドラマの中のアラフォーのお姉さんたちを観て、



私もああなりたい!



結婚を控えていた私は、


私もアラフォーになったら、

もっとキレイになって、

子育てとか落ち着いていて、

仕事でキャリアも積んで、



また六本木で遊ぶぞ



ドラマの中の天海祐希さんみたいに。


そう思っていた。




しかし現実は、

30代はずっと地獄で、



夏にアメリカから遊びにきたギター君と六本木に行ったら、


大好きなクラブはビルごと廃墟になっていて、


私みたいだった


笑い泣き

(何を言ってんや、私は。)




系列のクラブに行ってみたけど、土曜日の夜なのに私とギター君しかいなくて、


仕方なくクラブの中のバーに並んで座って、ギター君とのんびり語った。



そしたらね、

ギター君が言ったんだ。



「ねえ、メイ!僕、こんなバーに行きたい!」






浅草のホッピー街やん笑い泣き



結論からいうと、

私とギター君は焼き鳥屋の方が合っていた。



私はaround40にはなれなかった。


(だから私は何を言ってるんや、私は。)




しかし、


今年のハロウィンに、会社でハロウィンパーティーがあり、行くのがクソ憂鬱だったけど、



会社での私は、

元気なフリをしているから、

まあまあ優秀なフリをしているから、


そのフリを夜までキープするのが辛い。




突然、目覚めた。



そうだ、


スーパーイケメンのハンガリー君に私のかわいくはないハロウィンの写真を送るんだ。



(いや。ハンガリー君はわざわざハロウィンにそんなのいらんやろ。)



そしてスーパーイケメンのハンガリー君に「かわいいね」って言ってもらうんだ。


(優しいハンガリー君なら、「かわいくはない」とは言いづらいもんな。)





めっちゃオシャレをして


今年こそ、


大好きだったハロウィンを楽しもう。


(アメリカ家庭の私は、クリスマスなみにハロウィンが好きでした。)






彼に迎えにきてもらって、

帰りに彼とクラブに行こう。



そして

彼と行ってきた、


クラブに。



彼はいつも言っていた、


「メイとはクラブには行かない。


もし他の男がメイに話しかけているのを見たら、僕はその男とケンカになるから。」



それを言われる度に、


私なんかもう他の男性に声をかけられないよ、


でも彼がそう思ってくれるのが、嬉しかった。



彼は、私が他の男性にとっても魅力的だとカンチガイ思ってくれている、


それがくすぐったくて、嬉しい。



彼はクラブに行くのはあまり乗り気ではなかったけど、


私が「行きたい!」と言ったら、

「メイがそんなに行きたいのなら…」と承諾してくれた。





彼と行ったクラブ、



楽しかった


そして男性に話しかけられたのは、



彼の方だった笑い泣き




彼と同じ国の男性3人組グループが彼に話しかけてきて、

5人で遊んだ。




ふと途中で、彼の姿が見えなくて、


私は彼らにこう聞いた。



「Where is my boyfriend?」



その瞬間、



あ、やっぱり私は彼を

Official な

彼氏だと思っている。





Official は、日本でいう


「本気のお付き合い」です。


遊びではなく。




「カジュアルな彼氏がほしい。」が目的だったんだけど。




「あそこにいるよ。」



暗闇から、


優しい顔で

私を見つめながら、

私をめがけて戻ってきた彼、


あらため


私の大好きな彼氏に、


思いっきりハグをした。





離婚して初めての彼氏、


元夫と結婚した時には


ああ、もう新しい恋なんてしないんだな


(また槇原敬之かよ)


そう思っていたんだけど。