やっぱりギター君と私、お互いノンストップで話してしまう。
電車の中でも笑いが止まらない。
私が笑いをこらえて手を口で覆う姿が、
これぞ日本女性と大喜び。
アメリカ女性はしないもんね。
「日本の電車って満員なのに静かだね。
僕たちだけだね、話してるの。」
ギター君はスイカの使い方もわからなくて、改札を通過したくらいではしゃいでいたけど、
電車が混んで、人がドドドッと入ってきた瞬間、咄嗟に、そしてとても紳士に、
「メイ、大丈夫?」と心配してくれて、
私が危なくないように、サッとさわやかに肩を抱いてくれた。
↑こういう紳士はやっぱり育ちが良いの?
そしてギター君と都心のビアガーデンへ向かう途中、
電車を降りて、あの場所へ。
都営地下鉄を降りて、目の前にドーンと出てくるアレに、
ギター君は不意をつかれて、
大爆笑。
「どうした?
何がおかしいんだ?
赤くてデカいだろ!」
「まさかメイがいきなり僕をここに連れて行ってくれるとは。
確かに負けたわ!」
東京タワーって、東京人は登らないよね。
私は九州人だから、中学生の頃、青春18切符で兄と東京旅行した時に、登った思い出がある。
どことなく懐かしい東京タワーが好きなんだよね。
ノスタルジーと、日本再建の希望。
そしてやっぱりスカイツリーより、東京タワーの方が都会のど真ん中で、ワクワクする。
スカイツリーはやっぱり下町メインで、それも好きだけど、田舎モノの私は、東京タワーの大都会に憧れたからね。
今はなくなったけど、デパートの屋上遊園地みたいな場所もあったり、
2階のお土産屋さんも昭和っぽくて好き。
そして。
いたよ。
マリオカート
しかもギター君が先に気づいた。
「メイ、見て!
マリオカートだよ!」
今度は私が
大爆笑。
「いやー、君には見せたくなかったな。」
「なんで?」
「だって後ろの車両にバナナ投げるだろ!」
こんな真横は走っていなかったけどね。↓
そういえば、アメリカ君とマリオカートネタで盛り上がった後も、銀座でマリオカートを見かけて、ひとりで爆笑したな。
東京タワーの展望台のお土産コーナーで、東京タワーの形をした、可愛いクマのぬいぐるみがあったので、
ギター君のお母さんに買おうと手に取ったら、
ギター君も同じぬいぐるみを手に取り、
「僕もこれを1つ買おう。」
「もしやお母さんに?」
「そうだよ?」
「あ、これは私が買う!
ギター君のお母さんのお土産に。
私、ギター君のお母さんが好きだから。」
「え!?いいの?
ありがとう。
僕のお母さんも、メイが大好きだよ。
メイがアメリカに来たら、僕の実家に泊まろう。
僕のお母さんはメイに会うのを楽しみにしているから。
僕の地元で、メイの好きなウォーター・アクティビティをしようね!」
※彼氏が彼女を紹介みたいになっていますが、
アメリカでは、友達の実家に泊まることは普通です。
基本、アメリカの家にはゲストルームがあります。
3種類あったけど、もちろん赤にした
ギター君が実家に帰ってクマを見るたびに、笑ってほしいから。
その時、ギター君にこんな話をした。
「ギター君って食べ物の好き嫌いがなく、何でも食べるじゃん。
それ聞いた時、『ギター君のお母さんって、カッコいいな』と思ったよ。
だってお母さんが、ギター君に好き嫌いができないように、工夫してギター君にお料理したおかげだよね。」
ギター君は驚いた顔をして聞いていたけど、優しい笑顔で、
「ああ…確かにそうだね。
しかもお母さんは、色々な国の料理を作ってくれたよ。」
そしてギター君、
東京タワーは喜んでくれた。
「今までの人生の中で一番高い場所に来たよ!」
↑
これね、
東京タワーに連れて行った
アメリカ人の友達、
みーんなこう言ってはしゃぐけど、
日本に来る時にどうやって来たのか、忘れたのかな?✈️
それから、ギター君が思った以上に紳士だったので、マリオカートを予約しようと検索もした
※ギター君の靴のサイズは31センチでした。
「日本で靴を買いたい!」というので、何軒も周りましたが、基本、28センチまで。
上野に大きな靴専門店はありましたが、
全部、アメリカから輸入された靴ばかりでした。