ある日、ギター君から、



「メイ、両親とケンカした。」





「どうした!?

ギター君はお母さんとあんなに仲良しなのに?」




内容は割愛するが、


一見、何も問題がなさそうな、中流より上のギター君の家。




里帰りをした時にお家のルームツアーの動画を送ってくれたが、

プール付き、中流より上の

一軒家。


※写真はイメージだけど、いわゆるアメリカの中流より上クラスのお家。



お父さんはビジネスマン、

お母さんは専業主婦。

(お父さんは出張で日本にもちょくちょく来ている。)




※ちなみにアメリカ人は、ルームツアーが大好きです。


アメリカ人は料理はヘタだけど、アメリカ人の掃除には感動する。


基本、ホテル並みに片付いて、室内も整理整頓をされている。



おそらくバカでかいウォーキング・クローゼットやら、地下室がある為、片付けがしやすいんだと思う。


これ、全然オーバーじゃなく、アメリカ人の家ってインテリアが超オシャレ。


家具の色合いとか、「テキトーに買い足した感」がない。







「Sex and the city」のミランダは、プロのコーディネーターに買わせていたね。


私は日本の古いマンションだけど、とにかくインテリアの色合いにはこだわっている。




話は戻り、

しかしやはり問題はあるんだね。



そして、いくつになっても子供は傷つく。


むしろ子供の頃よりも、

大人になってからの方が傷つくよね。


子供の時は、ひたすら親の愛情が欲しくて、

気づかないこと、知らないこともある。


しかし大人になって、気づいたり知ったりして、

それから深く傷つく。


そして、大人になり、いくら体も心も強くなっても、

子供はやはり親の愛情を求める。

 



しかも息子の立場であるギター君、


母親が大好きで、


お母さんを守りたい思いが強くて。




みんな色々あるよね。


一見、裕福で、

とても幸せに見える

ギター君一家にも。






「私がギター君のお姉ちゃんになってあげるよ。」





「ああ、メイは僕より年上なんだよね。

つい同級生と錯覚してしまう。」





「そうだ、だから今日から、私のことは日本語でお姉ちゃんと呼べ。」





「日本人は若く見えるよね。」





「immature (ガキっぽい)って意味?笑い泣き





「ガキっぽいのは、メイじゃなくて僕の方だよ。」




↑はい、ギター君は永遠のティーンエイジャーです。


でもアホではなくて、

年をとらない生き方、

本当に魅力があります。


そして私は、逆に

年をとる生き方も好きです。

大人になるって意味だからね。




「音楽家って確かに年をとらないよね。」


  



「メイは他の人たちは違う、

僕には特別な人だ。」





「私にとって、ギター君もそうだよ。」





「だから僕はメイに心を開いて、何でも話せる。」





「私たちは似ているからね。

ティーンエイジャーの頃に出会ってたら、良かったな。」





「僕はメイをイタズラに巻き込んでるね!」





「私もギター君をイタズラに巻き込んでたよね、

あ、でも確実にイタズラのタチが悪いのは君だけどね!



というより、今でも君は、

私の手のかかる弟だよ。」






「確かに僕、ずっとお姉ちゃんが欲しかった。」





「私も弟がずっとほしかった。

弟って、かわいいんだろうなって。」




「もし、お姉ちゃんがいたら、僕の父に意見をしてほしかったな。

父は息子である僕の意見は聞いてくれないんだ。」





「私が君の父ちゃんに言ってやろうか。」

(Do you want me to do that?)




「あはは、大丈夫だよ。

でもありがとう。

お姉ちゃんでいてほしい。」





「そういえば、私のハトコが年下の男の子だったから、本当に可愛くて、いつもオムツ替えてあげたりした。

それも君にやってやろうか?」

(Do you want me to do that, too?)






二人で大爆笑。




「メイは僕が一番大好きな人だよ!」

(You are my favorite.)





「私もギター君が大好きな人だよ!」



my favoriteの意味=

一番大好きな人


恋人同士の「愛している」の意味合いはあまりない。


ギター君はいつも言ってくれる。

「メイが一番、僕を理解してくれる、

メイの性格は素晴らしい、

メイが一番大好きな人だよ。」




「私にとって、ギター君もそうだよ。」



うれしいな。

こんなかわいい弟ができた。


ほしかったんだよね。




「ギター君は、私のかわいい弟だからな。

すげー手のかかる。😂」




「僕はすげー寛容なお姉ちゃんがいて嬉しい🥰


でも僕はとっても良い子だよ、約束する!」




ギター君も、私が結局、


お姉ちゃんという立ち位置になって、

心の底から喜んでいると感じた。