アメリカ限定イケメン祭り。


大阪在住、イケメンALTと言語交換アプリのメッセージで話した。





メッセージのやり取り開始から、10分位で

「日本語は話せるよ。

元彼女は日本人だったから。」


それから元彼女の話をされた。

聞いてほしかったんだろうな。






日本人の元彼女の職業は…




ふいたわ。ゲロー




高校の物理の先生。




私は思わず、

「Oh my goodness!笑い泣き」と

書いてしまった。



「え?何かあった?」



「あ、いや…

女性で物理が好きな人にまだ出会ったことがない。笑い泣き


と、ごまかす。





交際期間は2年か3年(a few years)で、

彼はいずれ結婚したかったが、フラれたらしい。





別れた理由は、

「彼女に『忙しくなったから』と言われてフラれた。」





ああ、出た。



「忙しくなった」なんて、

大統領選にでも出馬する気ですか。




確かに高校の先生は多忙だけど、


世の中の多忙な社会人、

(というか仕事をしていたら多忙が当たり前)

だいたいみんな恋して、恋人作って、結婚するよね。



別れる理由を伝えるのに

「忙しくなった」なんて、



そんなこと言ったら、

言われた方の彼が引きずるやん。チーン




相手を傷つけて別れたくなかったんやろうけど、

「忙しくなった」って…。

これだと、相手は、

「心の中で納得できないけど、

納得せざるを得ない。」





「忙しくなった」

別れ。


普通は逆だよね。


だって忙しい時こそ、

愛する人に寄り添いたい、

支えてほしいと思う。


疲れている時こそ、

精神的に支えてほしいし、

電話で声を聞いたりしたいと思う。









ALT君は、

「元々は同じ高校勤務だった。


僕が他校に転勤になっても、

平日の夜、車の中で一緒にお弁当を食べたり、

部活のない土日は、遠出で温泉旅行したりしていた。

夏休みは彼女の希望で、ヨーロッパ旅行をしたり。


それから彼女は次第に忙しくなり、

おばあちゃんの病気とか、

学校で任されていた部活が忙しくなったり。

論文大会を任されたり。」

(↑あれ、理系の先生が?)





ALT君は「別れる理由は他に思い浮かばない」って言うけど、


だいたい別れの二大理由は、

「他に好きな人ができた。」

「突然、冷めた。」

だよね。


私のような「誤爆で耐えられなくなった」みたいに、笑い泣き

「大好きだけど、もうこんな恋はしたくない」は、10代、20代だとなかなかないけど、これもあると思う。




何となくALT君の元彼女の話を1時間くらい聞いてあげながら、

女性特有の超ベタでテッパンの悩み…

20代の頃は、若くてカッコいいアメリカ人ALTと付き合うのは楽しくても、

結婚となると不安だったんだろうな。


だってALTは時給制、

春休み、夏休み、冬休み、テスト期間やらは、

無給。




あ、強豪スポーツ系の部活の先生と逆やん。

春休み、夏休み、冬休み、大会期間は、




これだとフルで出勤できる月は手取り20万円くらい、しかし夏休みはまるまる給料がなく、そうなると社会保険ってどうなるのかな。

もちろんボーナスもない。


独身ならまだいけるかもしれないけど、家庭を持つのは厳しそう。


それなのに、土日の温泉旅行や夏休みのヨーロッパ旅行って、どうやって行っていたんだろう。(金銭的に。)




もし、彼についてアメリカに行くなら、

彼女は教員をやめなきゃいけない。


昇給もないALTは、やはり若い頃限定のバックパッカーみたいなお仕事で、

30歳過ぎてアメリカに帰って、

「海外でALTやっていました」って言っても、

再就職は厳しいだろうし。


むしろ「海外でバックパッカーやっていました」と言った方がおもしろがられて有利だったりして。








30代になって女性側に色々な不安があったのかな。


なんて思いながら、聞いていた。


もちろんALT君には言っていません。


私の超ベタすぎる予想だし、


元彼女のことを知らない。



それにしてもALT君がまだ引きずっているのは明らかで、初対面の私にこんな話をしてくるなんて、彼は辛いんだろうな。


私は昔から、辛い恋の話はひたすら聞いてあげるようにしている。


心の中で、思うことがあっても言わない。


だって彼は傷ついている。


別れた理由を、痛いほど彼は分析している。



しかし。


こんな信念があったのに、

巻き込まれて、

ちょっと大変なことになったことも。チーン

(のちに出てきます。)




話は戻り、



別れの理由を

「忙しくなったから」で

ゴマかしていいのは、


芸能人の離婚発表FAXだけや。

「多忙ですれ違いが重なり…blah blah blah 」




「忙しくなった」

なんてフワッとした理由、

好きな相手に言われたら、

理解不能で引きずるよ。





だって彼はまだ、

「忙しい時こそ、

君の顔が見たい。


疲れている時こそ、

君の声が聞きたい。」

と思っているから。




もし本当に別れの理由が、

嘘偽りなく

「忙しくなったから」なら…。


そっちの方が深刻かもね。


だって、

「忙しい時に、会いたくない相手。」

「疲れている時に、声を聞きたいとは思わない相手。」



恋って、相手によるから

本当にこちらがどうしようもない時がある。


そして若い時から色々な経験を積んで、強くなっても、


仕事で失敗しても、上司に怒られても、

20代の時は落ち込んだけど、今は乗り越えられたり。


でも

失恋は若い時よりも、

年を重ねてからの方が、

今の方が辛かったりする。



何でだろう。



高校生の頃のあのバカ元彼との失恋、

たまたま親友も同時期に同じように失恋し、


「あんな男、いらねーよな!」って女友達と笑い飛ばせた。


やっぱりああやって笑い飛ばせるのは10代限定なのか。


年を重ねれば重ねるほど、

失恋が苦しい。