クリスマス・イブの日に、

世界のイケメンにクリスマスのメッセージを送った。


基本的にヨーロッパのイケメン狙いだった私は、

やはり圧倒的にキリスト教徒が多い為、

みんな一年で一番大好きなクリスマス・イブの日、

幸せそうだった。





室伏系イギリス君は、

二度、短いビデオ通話をしてくれた。


「見て、恐竜のプレゼントを買ったんだ。

本当はサッカーボールを買いたかったけど、

甥っ子には難しくて。


今からプレゼントをラッピングをするよ!」


 



「今から両親の家に行ってくるね。

ディナーの手伝いに。

クリスマスの準備は大忙しだよ。」







割愛しましたが、

世界イケメン祭りで友達になったイギリスのイケメンは室伏系君の他にあと2人おり、



その2人からは、

「メイ、

ケンタッキーを食べた?Lol」

と(笑)マーク付きで聞かれた。


どうやら日本人がクリスマスにケンタッキーを食べることを、今年のイギリスのクリスマス番組で小バカにされたらしい。笑い泣き


屈辱だ。





アメリカ南部在住のプエルトリコ君とも、短いビデオ通話をした。


「家族が何十人も来るから、その準備で大忙しだよー!」


映画「ホーム・アローン」のようなアメリカの大豪邸のクリスマス・パーティーの準備。




キリスト教徒のみな、幸せそうだ。



私は1日中、

不定期でモロッコ系フランス君とメールで話していたのだが、


ふと寂しくなった。



カトリック家庭で生まれ育った私。



大好きな

クリスマス、

ハロウィン、

イースターは、


イスラム教徒とは分かち合えない。



クリスマス・マーケットまで見せてくれたのに。



やはり、

ヨーロッパのイケメンと

互いにクリスマスの挨拶を交わし、


喜び合い、


彼らが楽しそうにクリスマスの教会やパーティーの準備をする姿を見て、



ハッキリと感じた。 




例えば私のイスラム教徒の友達みんな

ラマダン(断食)が楽しいって言うんだよね。


痩せ我慢じゃなく、

お祭り騒ぎで本当に楽しいんだって。


日中は食べられなくても、

日没の瞬間、毎日お祭り騒ぎのパーティーでとても楽しいらしい。


ちなみにイスラム教徒のみんな言う意外な事実が


ラマダン中は太る。


だけど、やっぱりカトリック教徒の私には、

ラマダン=苦行に見える。



そんな中、


とあるイケメンがふとメッセージをくれた。




「メイ、メリークリスマス!」





ああ、忘れてたよ、

もう1人のイケメン。





ヨーロッパのイケメンとばかりクリスマスを祝っていたけど。






南米のオタクイケメン、

アルゼンチン君。



アルゼンチンは敬虔なカトリック教徒だね。


カトリックのトップ、

ローマのフランシスコ教皇陛下も、

アルゼンチン人。



「アルゼンチン君、

メリークリスマス。」



そしてアルゼンチン君にも牧瀬里穂を送る私。




それに対するアルゼンチン君の答えに吹き出した。


「これ90年代?

バブル〜って感じ。」





「日本の和製英語の『バブル期』がわかるなんて、君なかなかやるな。」






「日本が好きなんだ。

メイ、いつか君と電話かビデオ通話で話してみたい。」





「いいよ、今からでいい?」





「え?今?

もちろんいいよ。

でもメイ、教会は?」




「もう終わったよ。」





「深夜のミサは行かないの?」




「深夜のミサは終電がなくなるから、毎年夜7時のミサに行くんだ。」




「ああ、そうか


クリスマス・パーティーの準備は大丈夫?」





「本当はね…

今から、明日のクリスマス・パーティーに向けて、

片付けとお料理の準備をしなければならないんだけど。」





「そうだよね、

クリスマスは1年で1番忙しいよね、

僕たちカトリック教徒にとって。」




「でも…電話で話したいんだ。」




「もちろんいいよ。

僕はまだ昼間で、

クリスマス・パーティーの準備は後でやるから。」