失恋気味の私のトチ狂った投稿。



突然ですが、


数年前、地元の小学校で行われた

パラリンピック選手の講演会に行きました。



講演をしてくださったパラリンピック選手の彼は、小さな頃から運動神経が良く、ハンドボールで才能を伸ばしていき、


日本の強豪大学に選手として入学が決まりました。



しかし大学入学直前の高3の春休み、

交通事故に遭い、両足を切断しました。



僕の人生は終わった。


自殺しよう。


もう心から愛している、

人生の生きがいだったスポーツもできない。


それなら生きている意味がない。




しかし。



自殺を考え、絶望の中で、


彼を救ってくれたもの。


それはやっぱり、

心から愛していた

人生の生きがいだったスポーツだそうです。



もう一度、スポーツがやりたい。


自殺がよぎる絶望感の中、必死でしがみついたのは、車椅子バスケットボール。



スポーツをしていると、


楽しかった自分が甦る。


幸せだった自分が甦る。


希望を持っていた自分が甦る。


大好きだった自分が甦る。



そして現在は、車椅子バスケットボールの選手として、パラリンピックで活躍されています。




この方は、おっしゃられました。



「皆さま、ぜひ。

スポーツか、音楽、

どちらかをやられてください。


そして全くプロになる必要も、

努力する必要もなく、

ただスポーツか音楽を楽しめれば良い。



何故なら、人生に絶望することが起こった時、


趣味であるスポーツか音楽が、

きっとあなたを救ってくれます。」



ボールがリングに入った瞬間に、鳥肌が立つ。


難しいあの曲を仲間と演奏し、顔を見合わせて、バンっと終わった瞬間に鳥肌がたつ。


確かに。



私は苦しかったあの日、

ずっとアコースティック・ギターを弾いた。


日本の音楽の楽譜を見ながら、

何時間もアコースティック・ギターを弾いた。


大好きだった日本の曲を弾き続けた。




現にアメリカやイギリスの精神科には、

音楽療法士という職業もある。


鬱病で苦しむ方に、薬で頼らず、

音楽の癒しに頼る。





皆さま、辛い時…


とある曲を聴いて、

ダーっと涙があふれること、

ありませんか?



楽器を弾く必要もない、

音楽を聴くだけでもいい。




私は以前、主として弾いていた楽器は弾けなくなってしまった。


その楽器は特別に指の力が必要であり、

毎日練習していないと、すぐに指の力が衰え、

弾けなくなってしまう。



アコースティック・ギターも、それなりに指の力が必要。



ただ昨日は辛かったから、

久しぶりにピアノを弾いてみた。


4歳の頃から無理矢理やらされた、大っ嫌いだったピアノ。



本当にほとんど弾けなくなってしまったんだけど、



ピアノは他の管弦楽器と違い、


鍵盤を押せば鳴る。



ピアノこそ楽器の最高峰であり、

ピアノ一つで何でもできるし、


同時にある意味、

一番簡単な楽器でもある。




やはり音楽は良い。


本当に絶望の時は、

音楽すら弾けなくなってしまったが、


もうあの時代には戻りたくない。


A君のおかげで、

少しは立てるようになったのだから。