ちょっと余談ですが、ヨルダン君は、
「東ヨーロッパの女性は気が強くてタイプじゃない。」と言いましたが、
確かに私と仲良しの東ヨーロッパとロシアの女性は気が強かったです。
🇷🇺ロシア出身の女友達は、
「夫婦喧嘩は、正しい方が勝ちではない。
声がデカいほうが勝ちだ。」
と素晴らしいアドバイスをくれました。
🇲🇩東ヨーロッパ出身のナターシャも街中で、私たちに対し、軽く文句を言ってきた日本人に、倍返しして撃退していました。
ちなみに私は言い返しません。
本当です。
信じてください。
だって私たちが悪かったんです、公園で花火をしていたので。
(東京の公園は花火禁止が多いです。)
美しいナターシャは、日本人に対して、本当にデカい声で、
「花火は美しいものよ!
あなたも花火が好きでしょう!?
今、あなたは私たちの幸せな時間をジャマした!
私、これ嬉しくないね!!」
と怒鳴って撃退しました。
本当だ、声がデカいだけで、
全く正論を言っていないナターシャ。
私は絶対に東ヨーロッパとロシアの女友達とはケンカはしません。
ロシアに、日本やアメリカごときが勝てるはずがありません。
ヨルダン君は、海外の証券会社にいた時に、この東ヨーロッパとロシアの方々に辟易したと言っていました。
私は毎回、他人から売られたケンカに倍返しするナターシャをなだめながら、その後、2人で大笑いし、「よく言った、ナターシャ!」とハイファイブをよくしました。
楽しかった20代の思い出です。
ロシアや東ヨーロッパの女性たちは、女性の友達をとても大事にします。
私が風邪をひくと、彼女たちは真っ先に来て、おいしいチェリーのパイを焼いてくれました。
風邪にチェリーのパイですか。
あと電話がものすごいです。
ナターシャは一日、数回、私に電話をかけてきました。
「今ね、テレビ観てたらこんなことがあって、おもしろい!」
と、ひたすらナターシャ一人でツボに入り、それを笑って私にシェアしようとする、くだらないものもあれば、
(※いいえ。ナターシャは酔っ払ってはいませんでした。)
「私のおばあちゃんは旧ソ連の時代、ウクライナの家系、おじいちゃんはロシアの家系なの。
で、私のひいおじいちゃんは、ひいおばあちゃんは…」
と、ナターシャの家系図を延々とひたすら電話で教えてきたり。
私が忙しい時は、「分かった、また後でねー!」と言い、
本当にまた後で、わずか30分後にナターシャは再チャレンジしてきます。
うっかり私がヒマをしていると、ナターシャは軽く2時間は電話で話し続けます。
私が用事ができ、慌てて電話を切ると、
ナターシャから、
「ごめんね。私の電話が長かった。」
とメールが届き、
「大丈夫だよ、今終わったから。」
と返そうもんなら、
すぐまたナターシャから電話がかかってきました。
また最近、仲良しのロシアの女性2人も電話がこんな感じです。
彼女たちは、
おしゃべり大好きなのもあるけど、
さみしがり屋なんだなと思う時があります。
ナターシャを美しいなと思った時は、
ナターシャと温泉やユニバーサルスタジオに遊びに行った時、もちろんナターシャは温泉やユニバーサルスタジオでも写真を撮りますが、
それよりも道端のお花に立ち止まり、彼女はいつも私と一緒に写真を撮りたがりました。
「メイ、待って。
このお花と一緒に写真を撮ろうよ。
これは何のお花?
…ツツジというのね。
本当に綺麗ね…。
お母さんにこの写真送る。」
松本城の前で、城ではなく、そこあるお花の前でひたすら自撮りする、ナターシャと私。
ナターシャは毎回自撮りをチェックし、
「あ、メイごめん、もう一回撮ろ。
私の顔、半目でかわいくなかった。」
と言ってきたりします。
「いや、ナターシャはかわいいよ。
あなたは本当に本当に美しいから。」
と答えていました。
本当に、道端のお花を見て、
「美しい」と立ち止まるナターシャは、
とても美しかったです。
ナターシャと楽しかった20代の思い出です。
※写真はイメージです。