若干、意気消沈の私。
イケメン祭りでは、イタリア、イギリスのみを検索しただけで、
息切れしてしまった。
早いな。↑
私のイケメンに対する思いはその程度か。
まだ実質、スーパーイケメンのイギリス君とハンガリー君にしか声をかけてないのに、
すでにヨルダン君が少し恋しい。
というわけで意気消沈。
一旦休憩をし、自分から話しかけるより、話しかけられた方がラクだ。
そんな中、言語交換サイトで、とある友達申請が届いているのに気づいた。
日本在住オランダ人のイケメン、30代後半。
これはちょっと変だな。
言語交換サイトのみんなは、まず会話をし、友達になってから、その後、友達申請をしてくるのに。
無言の友達申請。
私は、オランダ君のプロフィールを見に行く。
言語交換サイトの登録は5年前になっており、ニセモノではなさそう。
と思っていたら、メッセージが。
「こんにちは、お元気ですか?」
そこから会話が始まる。
「週末はどう過ごしたの?」
↑何気ない質問だが、週末の過ごし方で、相手のことがが3割位わかる気がする。
「楽しい週末だったよー!
土曜日は、地元のコンサートホール近くのベトナム料理店でランチを食べて、
友達が演奏するコンサートを観て、
その後、公園で美しい紅葉を見た。
しかも夕方、また昼間と同じベトナム料理店でディナーを食べて帰ってきた。
(とてもおいしいベトナム料理店がある)
日曜日は教会に行き、
ミサの後、子供達向けのクリスマスパーティーのお手伝いをした。
もう紅葉も散り始めて、冬が近づいてきたね。
オランダ君は?」
「今、起きた。」
日曜日の午後9時。
「昨日は何時に寝たの?」
「昨日は…っていうか今朝、6時位に寝た。
夜通し飲んでて。」
「すごいね、友達と?」
「いや、一人で。
まあバーに行けば友人はいるけどね。」
「そうなんだ。もう大河ドラマすら終わったぞ。
ところでオランダってワールドカップ強いの?」
「わかんない。
僕、ワールドカップに興味なし。」
「あ、私も。
ちょうどワールドカップの時期で、話題を振るために聞いただけ。🤣」
今、調べたらワールドカップでオランダ5位。
めちゃくちゃ強いやないかい!
こいつオランダ人なのに知らんのか。
(↑私が言うな。私は日本代表の監督すら知らない。
何度も言うが、私は野球派だ。)
ところで、オランダなら…
行ったことある!
話したいことある!
そこから私の迷惑な講釈が始まった。
オランダは、マリファナと売春が合法。
アメブロのフォロワーさんが減るので割愛しますが、
とにかく私は話した。
↑学べよ、私。
しかしオランダ君は、話についてきてくれた。
すっきりした私は、話を終えた。
するとオランダ君から、
「メイは結婚したことあるの?」
「しらね。」
「僕は離婚したんだ。」
「(日本在住だから)日本人と結婚してたの?」
「そうだよ。
だから僕、実は日本語も話せるんだ。
何も心配しないで、明日電話で話そう?」
(↑何の心配?)
「明日?
いいよ。夜10時位からでいい?
スカイプ持ってる?」
「いいよ。実は明日は僕の誕生日なんだ。」
「え!?おめでとう!
っていうか、そんな日に私と話すのかよ。」
「だって誕生日なんて特別なことしないし。」
翌日。
私はオランダ君に電話をかけた。
「今日初めて電話で話す、何かよく知らん奴だが、
お誕生日おめでとう!」
「ありがとう。
でももう誕生日なんて祝う歳じゃないんですぅ〜。」
↑
出た!!
ダサイやつ。
また私の講釈が始まった。
私は自分の誕生日を祝うぞ!
新宿の住宅街にあるスーパー三徳の端っこにあるパン屋さんの、昔ながらのショートケーキがシンプルでくそうまい!
そこで、でっかいホールケーキを買ってお祝いするぞ!
そしてオランダ君の反応は、
↓
↓
↓
↓
「あ、ああ。そうだね。」
反応が薄い。
ラッキーだな。
お前はイケメンで。
話は変わり、
そこから3時間も電話で世間話をした。
まあ本当に世間話でした。
特筆することもなく。
それなりに楽しかったです。
オランダ君は、夕飯も食べずにずっと晩酌していました。
…体に悪そう。
しかも氷を作るのを忘れたらしく、
ウィスキーの水割りを氷なしで、諦めずに飲んでいました。
…クソまずそう。
そして深夜1時近くなると…
私は眠くなり、ソファでウトウトしながら話をした。
(寝ろ。↑)
すると…
コイツの様子がおかしくなった。
私が何を言っても、
「ああ…」
「うん…」
しか言わなくなった。
「オランダ君も眠いの?
寝るか、私も明日仕事だから。」
「あ、いや!
待って、メイ…もう少し話さない?」
「ん?いいよ?
でも、私…寝落ちするかも。
そしたら電話切ってね。」
「僕、もう一人は嫌なんだ。
彼女や奥さんが欲しくて…。
そしてメイの眠そうな声を聞くと、ちょっと…。」
「興奮してんの?」
「いや、いやいやいや!
ただ…メイの眠そうな声がかわいすぎて、
ちょっと我慢できない…。」
「いいよ、そこでやってみな。
聞いといてやるよ。」
「え〜!?ええ〜!?」
「そんな嬉しそうにするなよ。
冗談だ。寝るわ。楽しんでくれ。またな。」
「あ…メイ、待って!質問がある。」
オランダ君の質問は、
「電話を切った後、
メイの写真を使ってしてもいい?」
「この流れだと、私の答えに関係なく、
確実に君はするよね。
じゃあ私に聞く意味なくね?」
「あ、ああ…。じゃあ良いって意味?」
「君は大人だ。自分で決めろ。
おやすみ。」
翌日。
プロポーズされた。
メールで。
コイツ、
本当にイケメンか?
同じくイケメンの
ヨルダン君やフランス君のような
イケメン特有の余裕さ
がない。
イケメンではない疑いあり。
私の天武の才、
イケメン・アンテナがアラートを出し始めました。
続きます。