まず言語交換サイトを登録してすぐは、まだマトモだった私は、無数に送られてくる国際ロマンス詐欺からのメッセージを、おとなしく無視をした。
なせ国際ロマンス詐欺だとわかるって?
英語がおかしい。
まず、
「whats up beauty」
「hey beautiful」
まずネイティヴはこんな入り方をしない。
ネイティヴはきちんと、
「Good afternoon, 〇〇. My name is 〇〇」
と、まともな一発目の挨拶の後、
基本的にきちんと
相手の名前を呼ぶ。
名前を呼ばない奴=
こちらのプロフィールも読まず、
ひたすら声をかけまくっている。
そして必ず自分の名前を告げ、
軽く自己紹介の後、
「外国の文化を交換したい」
「日本のアニメに興味があり、日本語を学びたい」
等と自分たちの目的を告げ、
最後に
「良かったらお友達になりましょう。」
「返事が早く来ますように!」等、
きちんと文末を締める。
そして、ネイティヴは絶対に「my friend」とは言わない。
恋人になれば、最初に
「Hi, sweetie.」
「Hey, baby.」
と書いてくることもあるけど、友達でもないのに一発目に小文字で「hey beautiful」なんて言わない。
日本人でも、
「やあ、友よ」
「やあ、美しい人よ」
なんて挨拶してくる奴いませんよね。
そしてネイティヴではないヨーロッパ人も
比較的、きちんと英文が書ける人が多い。
むしろ書けない人は、詐欺師でなくても、
タダのアホなので、顔の見えないオンラインなんかでは、とても友達にはなれない。
国際ロマンス詐欺師どもの写真については、
さすがにモデルを使ったベタなものはないけど、そこそこイケメンの一般人のインスタ写真を引っ張ってきているようだった。
だから話がつまんない。
国際ロマンス詐欺=アフリカ人が、白人の写真を使っているイメージだったけど、
意外に多いのが韓国系。
韓流スター並みの国際ロマンス詐欺軍団。
日本人女性は韓流好きの方も多いから、今はこの詐欺がブームなんだな。
そして石原裕次郎みたいな髪型をした香港人モデルみたいな写真で、
「自称、日本人だけど欧米で育ちました」系も増えた。
若干ヘタクソな日本語でメッセージを送ってくるけど、あれは英語が話せない日本人詐欺師がわざとヘタクソなフリをしてやっていると思う。
「ちょっと詐欺師をおちょくってみるか」と、
白人系に返事を書くが、
会話がくそつまらない。
さすが詐欺師、頭が良くないんだろうな。
頭が良ければ、例え開発途上国でもマトモな仕事で生活しているだろうし。
私はヨーロッパ数カ国に行ったことがあり、自称イタリア人などに、
「居住地ベネチアなんだね、私、行ったことあるよ。」
と言うが、詐欺師はその話には絶対乗ってこない。
例えば私が住んでいる町に、外国人から
「行ったことあるよ!」と言われたら、
何をしたのか、レストランはどこで食べたのか、
「おー!そこ知ってるぜ」と色々と話が発展するだろう。
しかし詐欺師は、
「やべー、ベネチアの話を突っ込まれたら答えられねー」と思うのか、
ベネチアをスルーして、イキナリ
「今はイギリスに引っ越したんだ」と答えてくる。
それでも私は、
「イギリスにも行ったことあるよ!」
と追っかけるが、やはり相手は居住地の話には乗ってこない。
この「イタリア出身イギリス在住」設定は詐欺師に多い。
確かに、万国共通でみんなイタリアは好きだから、詐欺師に設定されやすいのか。
しかし会話をすると、当然イタリア男ではなく、会話がくそつまらない。
そして大して会話も盛り上がらないまま、いきなり、
「近々、船で
日本へ行く予定なんだ。」
16世紀からですか?
2、3通の死ぬほどつまらないやり取りで、
すぐラインを聞いてくる。
だいたいヨーロッパ人が何故、日本のラインを知ってるんだ。
確かに本物と思われるアカウントもまあいる。
ただ残念ながら、
「本物と思われる」が、
「イケメンではない」
の代名詞になっとるやないかい!
しかし今回、わたくしがこちらに応募した目的は、
イケメンでございます。
と思いながら、登録して10分…