「アンシャントマン」を観ました。

王道のレヴューで綺麗な色、宝塚らしい作品でした。

ミュージカル(南太平洋)より「魅惑の宵」でプロローグが優雅に始まります。

れいくんの香水瓶やまどかちゃんのもスクリーンに映っていました。

みんなが歌いついだ後ラインダンスになりました。


マイティのソロはラヴェル作曲「亡き王女の為のパバァーヌ」です。続いてわっかのドレス姿のほのかちゃんが相手役で踊ります。ここはドヴュッシー作曲、ベルガマスク組曲より「プレリュード」


れいくんがフレッド・アステア、まどかちゃんがマリリン・モンローみたいにアメリカの音楽にのって軽快に踊ります。


中詰は虞美人より「赤いけしの花」、皇帝と魔女より「愛の歌」等で中国風に赤を基調としてあでやかでした。


ひとこちゃん達の水兵さんと美咲ちゃん達のガールズコレクションみたいな場面は、男役さんと娘役さんのグループが交互に出てから一緒に踊り爽やかでした。


まどかちゃんがブルーのドレスで女神のように歌います。風格があって女王様みたいでした。


男役のアイドル場面はマイティ、ひとこちゃんが中心で、大人びたアイドルに見えました。


ムスクの場面はれいくんとマイティの二人のダンスや男役だけがずらっと並んで踊ります。お洒落で粋でした。振り付けがかっこよかったです。


れいくんとまどかちゃんのデュエットダンスはマイティも少し絡んで、リフトも綺麗でした。


クラシックや宝塚の名曲が多く、正統派が強調されていたと思います。メンバーは誰がどこにいるかわかりやすいです。びっくりするような演出はなく興奮したりはしないけど、宝塚のお手本のような美しさでした。


フィナーレの水色の衣装が素敵で好みです。全体を通してパルファンのイメージにぴったりな世界観でした。