前回記事の最後の文章。
『では、そこからもっと太くできるか?
基本的に、私はお断りしています。
デザインが拭き取られてしまい、
左右均等に太くすることが難しいからです。
もうひとつの理由もあります。
それはまた、次回に。』
このつづきです。
アートメイクを初めて受けられる日、
大体の方がびっくりされる場面があります。
それは…
デザインの時です。
『けっこう太く(濃く)感じますが、大丈夫ですか?』
と、皆さん口を揃えておっしゃいます。
なのになぜか仕上がると、ちょうどいい。笑
自然なアートメイクにするために
デザインの一部をぼかすことで小さく見えるのが
その理由であることを前回お話ししました。
その状態から、もう少し太くしたい!濃くしたい!と
ご希望なさる場合もよくあります。
私はあまりお勧めしていません。
理由は二つあります。
・線が太くなる
・黒っぽくなる
・ドットが大きくなる
・色が暗くなる
など、傷が治った時に想定と違った状態で
色が入る可能性があるからです。
もう一つの理由は
・エイジングで骨格が変わる
・エイジングで筋肉のつき方や動きが変わる
・年齢とともに好みが変わる
など、本来、眉の位置や形は時代と
共に変化していかなければならないのに
お顔だけ変わって眉は一生そのままなんて、あり得ない!
それなら細く短くアートメイクを入れておけば、
時代とともにメイクで変化がつけられますよね?
それらを理解していないと、
アートメイクをメイクと勘違いして
今のお顔(施術直後の状態)に完璧にフィットすることに
注意が向いてしまいます。
アートメイクは一生残ります!
お肌の中にインクを埋め込む。
皮膚内にインクが長年残留する=インクが劣化していく
これは絶対に避けられない事実です。
①施術直後の色→傷口が開いておりインクが鮮明に見える
②施術から1か月以上たった色→インクの上に皮膚の膜(肌色)が乗っかり、①と違う色に見える
③施術から1年以上たった色→インクが皮膚内で劣化し、②と違う色に見えていく
④施術から2年以上たった色→更にインクが劣化し、それ以上はほぼ変化がない状態
こうして、インクというのはその時その時によって
違う色に見えていきます。
①で見える色=完成の色ではない
だから、②まで様子をみてからの付け足しなら
お互い安心度が増しますよね?
もしあなたが、超保守的思考の場合には
③を経験してからデザインを本当に付け足すのか否か
考えてみるのもいいと思います。