こんにちはつながるうさぎ

やや古いドラマ(2015年)ですが、『海に降る』は良いドラマでしたので紹介させてください。


宇宙の専門家がJAXAなら深海の専門家がこのドラマのJAMSTEC(海洋研究開発機構)。
深海での調査と言うと「未知の深海生物」「地質の研究」「海底資源の掘削」などが思い浮かびます。近年日本近海にレアメタルやメタンハイドレートなど海洋資源が豊富にあることが報道されています。まさにそういったことが題材になっています。


JAMSTEC初の女性「しんかい6500」パイロット天谷深雪(有村架純)、10年前に亡くなった父・厚志(時任三郎)の遺志を継いでのパイロットです。厚志は病死だったのですが、死んだ時の状況は謎のままです。
しんかい6500の初パイロットが決まりました。しかし、それを「女性初」という客寄せパンダと見て快く思っていない研究者や同僚がいることも確かです。
初パイロットの日、厚志のロッカーを見せられます。その中にビデオカメラがあり、奇妙な映像が残っていました。その映像が頭に残っていて潜航中に意識を失うという大失態を犯してしまいます。
「この航海の為に何ヶ月も準備してきたのにお前の所為で台無しだ!」と非難を受けます。研究者・高峰浩二(井上芳雄)もその一人でした。深雪は高峰にビデオの映像を見せます。「これが何だかわからない。誰に相談していいかもわからなかった」そう言う深雪でした。高峰はその映像に興味を持ちます。また深雪は6Kチーム(しんかい6500のチーム)から広報部に異動させられます。
この頃にJAMSTECの新理事長に石堂将司(遠藤憲一)が就任し、JAMSTEC改革が始まります。石堂は日本近海に埋蔵されている海洋資源の採掘推進派です。生物・地質・資源の中で資源分野に予算を集中させ、また有人探査機を廃止し民間の無人探査機を導入しようとしています。ここに利権という嫌なものが見え隠れしてきます。「異論があるものは辞めてもらって結構。代わりはいくらでもいる」というスタンスです。何人かの研究者がJAMSTECを去って行きました。6Kチームも解散の危機です。

厚志が亡くなる前に遺した言葉「深雪に深海の宇宙を見せてあげたかった」、「深海の宇宙」とは何か?
高峰が映像を元に調べてみると、その潜航はJAMSTECに記録が残っていないというか消された潜航であることがわかってきた。厚志は最後の潜航で何を調べていたのか?なぜ記録は消されたのか?
深雪と高峰が調べ事をしているのを見ていた広報部の上司・正田眞美子(板谷由夏)も映像の調査に協力するようになります。そこでわかってきたのは海底に沈む米軍機の存在。

深雪は厚志の最後の航海に同行した人物を捜します。なかなか見つからなかったのですが、とうとう判明します。その人物が厚志最後の潜航について語り始めます。

絡み合う数々の謎、JAMSTECの組織改革の陰謀。1話50分の全6話。話が濃密で、あっと言う間に観終わってしまいました。
多くの方々に見ていただきたいのでネタバレなしです。上述のあらすじも第3話くらいまでです。
途中で目頭が熱くなってくるようなシーンもあります。
セリフにもありますが、JAMSTECってJAXAに比べて地味と言うかあまりよく知られていないと言うか。このドラマを機にもっと深海について興味を持っていきましょう。
厚志役の時任三郎も回想シーンで見どころあります。時任三郎いいです。『ふぞろいの林檎たち』からのファンです。
地上波のドラマではなかったのでほとんど話題にもなってなかったと思います。

オススメです。
ホントに騙されたと思って観ていただきたいドラマです。

ではではサッ