旧車です、キャブ車です、ヨシムラショート集合管つけてます。
社外マフラーに交換することのメリットは、軽量化・パワーアップ・音量・音質などですが、その反面デメリットは、抜けが良くなることでの低速トルクの減少・アフターファイヤーの発生・音量の増大などがあります。
(インジェクション車ではセンサーで制御が入るためドレスアップと音質だけかと)
純正15kg・ヨシムラ5kg 、メチャ軽い!
古いタイプのマフラーの場合インナーが取り外せるため、パワーに振るか、音量に振るか、トルクに振るか、の妥協点を見つけてグラスウールを巻いて調整します。若いライダーとか走り屋さんはパワーに振るでしょうね、元々そういう仕様なので(笑
現在のヨシムラ3枚羽タイプインナー
このまま使用すると低速スカスカ+音量大
Aだけに巻くパターンが多いようですが、自分の場合は高回転を使わないのでAとBに巻いて低速トルク重視にしていました。
これだと発進・低速からの加速はスムーズですが、抜けを抑えているため6000回転くらいからエンジンが唸りを上げるようになり、7000回転以上は怖くて回せませんでした。
何年も試行錯誤していましたが、突然ヒラメキましたこれって使えないか⁉️
鉄球(ステンレス)‼️
Amazonって何でもありますね、思いついて即注文‼️
これをインナーの中に組み込んで動くようにしたら?
可変排気システムできるんじゃね!(@_@)
停止・低速時はCの出口を塞ぐため排気流速が増しトルクがアップします。
←エキパイ側 マフラー出口→
高回転時には、排圧で球が押し上げられて排気流量が多くなります。抜けが良くなって高回転がスムーズになる、つまりパワーアップ。
←エキパイ側 マフラー出口→
パイプ径25mmに対し、20mmの鉄球を用意しました。
22mm径も考えたのですが、安全マージンを取っての20mmです。
重すぎて計算通り球が移動しなかったらエンジンブローに繋がりますからね。
このまま入れると抵抗が増すばかりで効果がないので、Bのグラスウールを取り外し抵抗部分を相殺。根元とセンターに針金で仕切りを作りました。
(今までBに巻かない状態では、アフターファイヤーがかなり気になりました)
空ぶかしで試験したところ3000回転までは球は根元で動かず、4〜5000回転でセンターへ移動。ここまでは計算通り!
試乗してきました。
結果!
なんじゃこれ! ホントかよ⁉️
と、言葉が漏れましたね。
発進は今までと変わらずスムーズに。6000回転でも以前のような唸りがなく軽く回る、まあ気のせいもあるかもしれないのでそれ以上は回しませんでしたが(次回に)。
1番、目に見えた効果は、Bのグラスウールを取り外したにもかかわらずアフターファイヤーが激減していること。
急激なスロットオフでも、2段跳びのシフトダウンでも、ほとんど気になりませんでした。
半信半疑の実験が、予想以上の結果が出てハッキリ言って驚きですよ。
(こんなんでうまく行くはずがない、って思ってたのがホンネ)
今回はチョイ試乗だったため、次は長距離走って検証することにします。
なんかこれ、もし80〜90年代に気がついていたら、特許でも取って小金持ちになっていたかも、なんてのは妄想ですよ〜(#^.^#)/💰¥¥¥💰