忘れられない思い出。


私が好きでいつも聴いていたback number。


家族で行った、最初で恐らく最後のライブもback number。


子供たちが小学生の頃に聴いていたアルバムに入っていた『ささえる人の歌』

巣立ちはまだまだ先だと思いつつも、こんな母になれるだろうか、なりたいと思っていた。


娘が絶賛反抗期だった高校2年の頃、顔の目立つところにある少し大き目のホクロがコンプレックスだと打ち明けられ、どうしても切除したいと相談された。

病気でもない体にメスを入れる事、とても胸が痛んだけれど、娘の気持ちが1番と思い、一緒に美容整形に行った。

こんな風に病院に連れて来る事も、あと何度だろう。

そう思いながら。


手術の日、局所麻酔なので多少の痛みもあるとの説明、痛みに弱い娘。

いつ『無理でした』と呼ばれるかと思い、気が気じゃなかった。

しかし、すんなり手術を終えて出てきた。

大人になった。

診察だっていつだって付き添っていたのに、1人で手術を受けられるまでに大人になったんだ。

嬉しいような、寂しいような。

いや、親なら喜ぶべきなのだろう。


病院の入っているビルから2人で通りに一歩出た瞬間、流れてきた

『ささえる人の歌』


『うち、実はこの歌結構すきなんだよね』


もう地元を離れ進学する事が決まっていた娘。


この一言で、こういう母でいて欲しいんだろうなと感じた。


こういう母でいたいと、強く願った。


忘れられない思い出。