金山(かねやま)町に入ると独特の雰囲気が漂う。

金山は数百年に渡る林業の歴史をもつ。

金山杉の美林は樹齢二百年を超える巨木である。

また、1800世帯のうち200世帯余りが大工職などに携わり、その技術を伝えている。

端正な町並みはその技の結晶である。

昭和59年「新金山町基本構想」を策定し、全町公園化を打ち出した。

その成果は町を歩くとよく分かる。

 

(画・文:千原昭彦)