前回から始まったフラボノイドシリーズ。
第一回目は、フラバノールのカテキン、プロアントシアニジンの効能について見ていきました。
今回は、ハーブ図鑑でもよく出てくるフラボノール(ケルセチン、ルチン)について調べてみました。
Let′s フラボノール
ルチン
ルチンと聞いてお蕎麦を思い浮かべる人も多いかもしれません。
お蕎麦に豊富に含まれているルチンは、かつてはビタミンPと呼ばれていたそうです。
早速どのような作用があるのか見ていきましょう。
ルチンには、
血管壁を強固にする
作用があるそうです。
具体的には、ビタミンCと一緒に働き、血管壁を強化するコラーゲンの生成を助けてくれるそうです。
そのことに付随して、
打ち身による痛み
血圧降下作用
血流改善
動脈硬化
冷え性
肩こり
などに効果が期待できるそう。
主に毛細血管を強化するので、打ち身による内出血など出血が伴う疾患に有効ということなんだそう。
また、動脈硬化のように弾力がなくなり、破れやすくなった血管を修復して血液の流れをスムーズにする作用や、血圧降下作用なども期待できるそう。
このためルチンには「脳卒中」「高血圧」「動脈硬化」など生活習慣病の予防に効果があり、更には、血行が良くなるので冷え性や肩こりにも効果があるといわれています。
ハーブ図鑑では、ネトル・エルダーフラワーの有効成分に登場していました。↓
冷えからくる肩こりに、根本からのアプローチとして、エルダーフラワーを配合してブレンドするのは理に適っているという事ですね
https://meherb.base.shop/items/72647327
いやーしっくりくるわ~。
ケルセチン(クエルセチン)
ルチンとともにビタミンPと呼ばれていたケルセチン。
作用にも似た効能がありました。
血管壁を強固にする
脂肪の吸収を抑制する
似ているのもそのはず、ケルセチンにルチノースという糖がくっついたもの(配糖体というらしい)がルチンとなるそうです。
ちなみに、クエルシトリンという成分もときどきハーブ図鑑で目にしていましたが、これもケルセチンの配糖体なんだそう。
クエルシトリンは、ケルセチンよりも吸収されやすいということも調べていて分かりました。
ハーブでは、先ほどのネトル(ケルセチン)、エルダーフラワー(クエルシトリン)で同様に配合されているようです。エルダーフラワーにはクエルシトリンが配合されているので、より吸収されやすいということですね。
どちらにしても、血管を強固にしてくれるというのはありがたいですよね。
また次回
さて、今回はフラボノールについてまとめてみました。
ルチンもケルセチンも、ハーブに登場するので詳しく知れて嬉しかったです。
血管の強固にする働きから、血流改善や、血圧の降下に作用するとは、薬に頼る前の予防として非常に心強いですよね。
まだまだ始まったばかりのフラボノイドシリーズ。
また次回、違うフラボノイドでお会いしましょうね
それでは