春のお花の定番は、なんと言ってもチューリップ🌷
お花の形も愛らしいし、色とりどりで毎年楽しませてもらっています。
さて、このチューリップの花言葉は「思いやり」。
この花言葉の背景には、こんなエピソードがあるそうです。
舞台はオランダ。
とある小さな村にとても美しい少女が暮らしていました。
ある日、三人の騎士がその少女に恋をします。
三人の騎士は美しい少女の心を射止めようと、それぞれが家宝として大切にしてきた王冠と剣と黄金を少女に贈り、プロポーズをしました。
しかし、心優しい少女は三人の騎士の気持ちを思いやり、三人の中から一人だけを選ぶということができませんでした。
どうしたものか悩んだ末に、少女は花の女神に自分を花の姿に変えて欲しいとお願いをします。
花の女神は、美しい少女をチューリップの花に変えてしまいました。
三人の騎士がくれた王冠はチューリップの花を、剣は葉を、そして黄金は球根を表していると言われています。
この話を聞いた時、チューリップがますます可愛らしくみえ好きになってしまいました
お花に変えてほしいというのも可愛らしいし、意地らしいですよね。
でも、、、
よく考えてみると、お花になってしまって毎年春になったら花を咲かせてその3人騎士たち、、、
結局、その少女のこと、忘れられないですよね
ある意味執念的な意味も感じてしまうのは、私の心が汚れているのかしら、、、
でも、何か花を見て、淡い思い出を思い出すというのは、私もあって。
みんなでワイワイお酒を買ったり、レジャーシートを敷いたりしてお花見した事。
もう戻ってこない楽しかった時間を、毎年思い出してはきゅーんとなっていたのですが。
今年初めて思い出しませんでした
過去の楽しかった思い出って、美化しがちで、今に物足りなさを感じていたりするとものすごく美しく見えてしまうとこありますよね。
でも、
今が一番幸せ
そう思えているときは、なーんも思いません。
思い出すことさえなくなってしまうものなのですね。
辛い事や苦しい事、乗り越えた先に本当の幸せがある。
それを実感させてもらったとある春の日でした。