こんにちは![]()
あっという間にもう年末ですね~![]()
年末になると、なぜかキチンとしておかないとという気持ちになるのは
年の初めを清らかな気持ちで迎えたいという思いから![]()
そのため毎年何かと気忙しい年の瀬です![]()
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今月のブレンドには、ゴージャスに
金箔
を使った黒豆茶をご用意いたしました![]()
お正月にはもともと「まめ(豆)に元気に働けるように」という勤勉や健康への願いを込めて黒豆を食べる習慣がありますので、ぴったりだなあーと![]()
https://www.instagram.com/reel/DRqYHE7ki_5/?igsh=MXJjMWN5MHk1ZjB2NQ==
このような願いが込められたことを改めて見直してみると、勤勉な日本の文化というのは本当に素晴らしいと感じますよね![]()
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金箔の金についても、日本人ならではのエピソードを書きたいと思います。
それは、金(きん)が、江戸幕府破綻のきっかけになったというもの。
少しお付き合いください![]()
江戸時代の貨幣制度は、金(きん)・銀(ぎん)・銭(ぜに/どう)の三種類の貨幣が使われていました![]()
江戸幕府は、財源確保や素材の不足といった対処策として、小判などに含まれる金や銀の量や割合を調整する貨幣改鋳を度々行いました。
5代将軍徳川綱吉の時代には、大火事
がありその復興費用や寺社造営などによる深刻な財政赤字に対応するため、小判の金の品位を大幅に下げた元禄小判を発行![]()
すると品位を落とした分だけより多くの小判を鋳造でき、幕府は一時的に財政を持ち直しました。
が、貨幣価値が下落し、物価が高騰![]()
経済に混乱を生じさせました。
その後も幕府は財政状況や経済状態に応じて金の品位を上げ下げする改鋳を繰り返しました。
特に幕末に近づくにつれて、品位の悪い金貨発行が増え、慢性的・長期的な物価上昇の傾向が強まりました。
そして、江戸幕府の決定的な財政危機は、幕末の開国で決定的になります。
その当時の国際市場における金と銀の交換比率は
「金1に対して銀15程度」
でしたが、当時の日本国内の比価は
「金1に対して銀5程度」
と、日本の金が非常に割安でした。
外国の商人は、この仕組みを利用した大規模な取引を行いました。
結果、金の大量流出してしまい(数年で当時の日本の金保有量の約1/3が流出したとも)
物資不足も相まって、激しい物価高騰を引き起こし、庶民の生活を極度に困窮させ、幕府への不満を高めました。
これらの財政的な失策と経済の混乱が、幕府の権威を失墜させ、幕府の破綻、そして倒幕へと繋がる大きな要因の一つとなったと言われています。
と、ここまで聞いた時
何だか今の日本の物価高にも通ずる部分も感じ、
金っていつの時代も貴重なものだったんだなあーとか
幕府、井の中の蛙じゃーん![]()
とか思ったりしてたのですが。(the不謹慎)
最近、あの昔の五千円札の人、新渡戸稲造の「武士道」を読みまして。
この失敗も日本人ならではの文化があったということを知りました![]()
どうゆうことかというと、
武士道によると、武士の道徳には
お金や取引に関することを潔しとしない
ことがあったそうです。
だから、商人というのは士農工商という言葉の一番最後にされていて、そろばんを厳しく叩く商人というのは、あまりかっこいいことではなかったということですね。
その代わりに武士の一番重要な事は、義。
つまり義理を守る事。
いただいた恩を全身全霊で必ず返すということ。
貰いっぱなしにしないで、いつも身綺麗にしておく。
その中で、お金というものは一番簡単で分かりやすく手っ取り早いがために、
お金なんてものですませるなんて、、という感じだった。
この道徳は、いまでも根強く日本人の心に残っていると思うのです。
思い出すのは昔、資格試験にチャレンジした時に民法を勉強したことがあるのですが、一つだけ覚えていることが、委任契約の原則無償の考え方。
委任契約というのは、専門家に自分の代わりに何かを依頼する事ですが、代表的なのは弁護士さんに示談好意をお願いするとかといった事ですね。
そういった専門家の方との契約が原則無償というのは不思議だと思って先生に聞いたところ、
そこにはやはりお金なんて、、ということがあると言っていました。
高尚なことだから、と。
今は資本主義経済のこの時代、なかなかお金なんて、、とは言い難い部分はありますが、そういえるくらいに目には見えない心が豊かでありたいと思ったのでした![]()
そんなこんなで、すっかり長くなってしまいましたが、
黒豆金箔茶
でゴージャスな年明けになるようにぜひご活用くださいね。
数量はかなり少なく、限定ですのでお早めにどうぞ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
少し早いですが、来年もよい年になりますように![]()

