まだ寒い日も続いていますが、急に春を感じるような温かさを感じる日も増えてきました

そうなると日本人なら誰もが待ち望む
桜の開花
やはり桜の花は、日本人にとっては特別なものですよね。
以前絵を習っていた時に、先生が
桜を描くならまだ花が咲いていない冬から描き始めなさい
と教えてくださいました。
今はまだ何もない冬の寒さに耐えるゴツゴツとした黒い枝木の中には、花を咲かせるためのピンク色の色素が全身にみなぎっている。
温かくなるにつれて少しずつその淡いピンク色の花が顔を出してきて
一気に花開き、そして散っていく、、。
その様子を捉えなさい、と。
確かに日本人の美意識は、単なる「見た目の美しさ」ではなく、「移ろいゆくものへの敬意」や「目に見えない深み」を重んじる部分があると思うのです。
ちなみに、日本人の三大美意識としてよく言われるものに、侘び寂び、もののあわれ、幽玄がありますがこれらの意味を調べると
侘び寂び(わび・さび)
「侘び(わび)」は、何かが足りない状態や質素な中に、精神的な豊かさを見出す主観的な心のあり方です。
「寂び(さび)」は、時間が経って古びたり、色あせたりした姿に宿る、客観的な美しさを指します。
例えば不完全さや経年変化、苔の生した石、ひび割れを継いだ茶碗などがそうでしょうか。
もののあわれ
すべてのものは変化し、いつかは消えてしまうという無常を知り、それに対して心が動かされる、しみじみとした情緒を指します。儚さや哀愁。まさに散りゆく桜、秋の夕暮れ、月が欠けていく様子などがあげられます。
幽玄(ゆうげん)
言葉や形で全てを語らず、その背後に広がる「計り知れない奥行き」や「神秘的な美しさ」を感じる心です。はっきりと見えないからこそ、想像力がかき立てられる美しさです。
日本人が桜に対して特別に思うのは、そんな美意識が全て桜には詰まっているからなのでしょうか?
そんな余計な事に思いをはせながら、今月は桜の塩漬けを使った茉莉花茶(ジャスミン茶)をお届けしたいと思います。

茉莉花茶にほんのり塩気と桜の香りが、和菓子にもぴったり
ゆらゆらと茶碗の中で桜の花びらが揺れる様子はとても風情があります。
お客様のおもてなしにもぴったりですね
なくなり次第終了ですので、気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
それでは今日も良い一日となりますように