開業して間もない頃のお話

健康体で生まれた私ですが(それだけは親に感謝)、まさか過労で倒れるなんて夢にも思いませんでしたニヤニヤあせる
私にとって負担な出来事が次々と重なったことが過労で倒れた原因となったようです真顔

当時の1日のスケジュールは以下の通りです
⑴朝、子供達が登校したら家事を済ませて出勤
⑵診療終了後、帰宅しすぐに子供達を塾へ送る
⑶一旦家に戻り夕食を作り、お風呂へ入る
⑷洗濯機を回し、子供達を迎えにいく
⑸帰り着くとすぐに子供達の夕食の準備
⑹食器洗いと洗濯物を済ませる
⑺就寝(夫のイビキで寝れない時あり)

とにかく、夫は何も手伝ってくれませんでしたね真顔メラメラ
私が忙しくしてても、呑気にゲームをしたり、テレビを見たりして、ゆっくり過ごしてましたねムキー
私が熱を出して寝込んでも、「ご飯どうする?」「クリニックどうする?」というだけで、何もしてくれなかったですからね
少しでも手伝うようにお願いしても、
「医者は日中頭をフルに使っているから、夜くらいは休みたいんだ」
「稼ぎの俺が倒れたら、この生活はもうできなくなるよ」とか言って、いつも逃げてましたね
私も期待してませんでしたけどニヒヒ

思っていても、わざわざ言うことじゃないんですけどニヤニヤ
そこがうちの夫の異常なところでして、もうこれは病気の一種と思って諦めてますニヒヒ

そんな忙しい毎日の中で、地区の役員をしたり、子供の受験の準備があったり、普通にキャパオーバーしていたのに、⑨のブログに登場した問題スタッフのストレスも重なったため、知らず知らずのうちに自分の体がおかしくなっていったようですニヤニヤあせるあせる

その前兆だったのが、酷い耳鳴りでした
最初は少しずつ、右耳から蝉のような鳴き声が聞こえ始めました耳あせる
あれ?何だろうなぁと数日程放置してたところ、どんどん鳴き声が大きくなって来ましたゲッソリあせる
更に、何となく聞こえにくい気が…これはマズイかも滝汗あせる

病院嫌いの私
特に耳鼻科は痛いイメージがあるから行きたくなかったのですが、さすがに耳が聞こえなくなるのは怖いので近所の先生に診察してもらいました
すると「奥さん、疲れてるんでしょう?耳には異常がないからストレスが原因かもしれません」と言われましたニヤニヤあせる

ストレスが原因と言われても、そんなの解消するにもリフレッシュする時間なんて全然ないし、そもそもクリニックを休むわけにはいかないしなぁ〜なんて、それほど重く考えてなかったので、とりあえず処方された内服薬を飲み続けました


それから数日後、いつものように子供達を迎えに行き、やっと家に着いた途端に、突然自分の体がスッーと力が抜けいき、フラフラッと倒れてしまいましたゲッソリガーン
立ちあがろうと思っても全然立ち上がれなくて、自分でも何が起こったのか分からず、夫を呼ぼうと思っても自分が声を出せているかどうかも分からなくなってきました
何とか這って夫の所へ辿り着いた時には、
どんどん視界が暗くなり、あぁこれはダメかも〜と思っていたところ、夫の呼びかけで意識が戻りました

夫はすぐに救急車を呼び、私の脈拍や麻痺がないかなど意識レベルの確認をして、病院へ行く準備をしました(そこは一応医者なんだと思いました)救急車

…が、そっからです
救急病院に到着した後、私は採血と点滴をして様子を見ることになりました
意識はあるけど、体に力が入らないので、脳の病気なのか?と心配しながら、採血の結果をドキドキしながら待っていると、待合室から夫の笑い声がしてきたのです真顔

アイツ、妻が倒れたって言うのに、何笑ってんだよ!ムキー
不安と怒りがゴチャゴチャになって、血圧が上がり始めたので、当直の看護師さんが心配して見に来てくれましたニヤニヤあせるあせる

何故、向こうで夫が呑気に笑っているのか尋ねたら「向こうで懐かしい話で盛り上がっているようですね」と夫が笑っていた理由を教えてくれました

どうやら、当直の担当医が同級生だったらしい
オメェ、妻のこと忘れてねーか??ムキーグーむかっむかっ

自分の体に何が起こっているのか、夫が全然心配していないイライラ…採血の結果が出るまでの時間が本当に長く感じましたねムキーメラメラ

結局、採血結果は全く異常なし!貧血もなし!
ちゃんと喋れるから脳の異常もないだろう…とのことで、そのまま自宅で様子を見ることに

点滴のお陰?で自分で歩けるくらいに回復しましたが、自分が倒れた時の恐怖で精神的なダメージもあり、帰りのタクシーの中でグッタリしていました


そんな時にですよ!
夫は私に「ママ、明日クリニックどうする?今は人員不足だから休まれたら困るしなぁ」と言って来たのですムキーピリピリ

一発殴ってやろうか?と思いましたが、体力も思考力も落ちていたので、そんなことよりも、とにかく早くベットで横になりたいという欲求の方が強くて、その後、夫が何を話してたとかは全く記憶にありませんチーンもやもや

帰宅すると、そのまますぐに眠ってしまいました

今思うと、睡眠不足もあったのかな〜って思います

翌朝起きると、やっぱり体の調子がいつもと違う感じチーンあせる
でも、給与の振込もレセプト点検も残ってるし、人員不足で今更行けないなんて言えないし、結局休むわけにはいきませんでしたチーン泣

とりあえず、夫には午前中だけは、何とか来てるスタッフで回すようにお願いし、お昼から出勤することに真顔
普通なら、せめて1日くらい休みますよね〜

なんとか出勤すると「ママ、大丈夫?」と夫が声を掛けてきました
「大丈夫じゃないわ!でもアンタが出て来いって言うから来たよ」と言うと「え?俺のせい?」とか言い返されるしムキーメラメラ

本当は、「あとは自分が何とかするから、無理して出てこなくていいよ」って言って欲しかったのですが、この人に色々何を言っても無駄かなと思い、何も言い返しませんでしたチーン泣

事務長室で白衣に着替えていたら、急に涙が溢れてきました笑い泣き泣

あぁ、もう辞めたい
無理だわ


でも、時は待ってくれません
次から次と仕事が増え、問題を抱え、逃げる余地がどこにもないのです


そして、やっぱりまた同じことが起こりました

後編へ続く…