電話が終わり一安心して卵白の泡立てを再開してからすぐに、

私「おっふぅ…痛ぇ…」

とボウルを置いて腰に手を当てる位の痛みが。

夫「そんなんでケーキ作れるの?(`Δ´)もし本陣痛だったら入院ってことでしょ?作りかけどうするの?(`Δ´)」

と言ってくる夫に

私「作れるか作れないかじゃないんだよ…

作るか作らないかなんだよ…!」

と痛みに耐えながら返す私。
痛みはすぐに治まるのでその隙に卵白をめっさ泡立てます。特製高速泡立て器の出番です。

夫「だってずっと10分切ってるんでしょ?痛いんだったらもっかい電話してみたら?(`Δ´)」

うにゃうにゃ言ってんじゃねー!!
これを完成させる(&食べる)までは産むわけにいかねぇんだよ!!

そして痛みが来たら休む、を繰り返しながら2枚分のビスキュイの生地を作り終わると、クッキングシートの上に広げて1枚目を焼くことに。
この時点で間隔が6分~8分になり、更に1段階上の痛みに変わりました。
とうとう立っているのも辛くなってきたので、ソファに座ります。

このソファ、少し硬めでお気に入りなのですが、座った途端また1段階痛みが上がって恨みました。

テレビを見ると長谷川博己さんの99.99チューハイのCMが流れてました。

モノクロチックでかっこいいなー
これが本陣痛だったら明日とか明後日、病室のテレビでこのCMを見たりするんかなー

と、ふと思いました。
そして痛みが来たときは息をながーく吐く!
たまひよの雑誌に書いてあったことを思い出して実践し始めました。

夫「鈴カステラみたいなの焼けたんじゃない?」

私「ビスキュイね…焼き色どうかな?いい感じ?じゃあそれ出してさ、2枚目焼いてくれない?」

夫「この期に及んでまだ焼くの(`Δ´)」

私「どっちにしろ焼かなきゃしょうがねーべ…」

とよくわからない事を言い夫に2枚目のビスキュイを焼いてもらいます。
既に12時近かったと思います。


私「あー痛いなぁ…前駆じゃないのかな?」

夫「とりあえず寝る準備しといたら?」

私「うん…シャワー浴びておこうかな…どうしよう」

とは言いつつも
シャワー浴びてる間も痛くなる&一人になる
これがちょっと怖くて結局浴びませんでした。

夫「この鈴カステラどうする?」

私「ラップして冷蔵庫入れておいて」

夫「うーん…(捨てることになるんじゃ?と疑念を抱いている)」

私「シャワー浴びようかなぁ」
まだ葛藤している。

夫「寝る準備しちゃいなよ」

私「そうだね…」

言いつつ億劫な私。

1時を過ぎた頃(結局シャワーも寝る準備も何もしてない)、もう一回病院に電話してみることに。

私「間隔が少しずつ短くなってきて、痛みも結構増してきました…(ちょっと痛そうにする)」

助産師「うーん…来たいなら来てもいいんだけど、声聞いてる限りまだ平気そうだし、もし頑張れそうなら、間隔が5分切ってからまた連絡もらう方が良いかも」

(くそー芝居が通じなかった!てかなんでこの時に波が来ないんだよ~ばか~てか5分切ったらとか~鬼か~っ)

もう立ったり動いたりするだけで波が来る。
間隔とか関係ないやんけ!と怒る。
諦めてトイレへ行き歯を磨く事に。
便器に座るのも一苦労。
そして出血が続いてる…
これはやっぱりおしるしなのかなぁ…
そしてそのおしるしが便座カバーに付いてしまう悲劇。゚(゚´Д`゚)゚。

泣く泣く便座カバーを外して洗面所で洗う。
中腰がヤバかったのでしゃがんで洗う。
波が来たらふーーーーと息を吐きながら床を見つめる。痛みが引いたからと立ち上がるとまた波が来てしゃがむ。洗面所から一生動けない!!と本気で思いました。

そして必死に洗面台にしがみつきながら歯を磨く。

夫「えっ便座カバーわざわざ洗ったの?結構長く使ってたから捨てようかと思ってた」

洗ったんだよ!!!
めっちゃくちゃ丁寧に!!!
使え!!!

怒鳴る元気は無いので
私「あ、そうなの?まあ洗ったから…きれいにしたからさ…」

リビングの床に座り込んで痛みに耐えながら、
手を伸ばしてバースプランカードや保険証をまとめます。
(鞄をソファの横の床にドサッと置いてしまうだらしない性格で良かったとこの時ばかりは思いました)

夫「布団に横になってなよ」

うるしゃい!!
そんな余裕無いんだよ!!

あぐらをかいてユラユラしながら痛みに耐える。
午前2時頃だったと思います。
この辺りから痛みが、

え…?
痛い!!!!!
めっっちゃ痛い!!!!!

と引くくらいの痛み。
骨折、捻挫、突き指すらなったことがない私にとって、今まで感じた中で一番の痛みだったと思います。
間隔は6分くらい。
けど4分できたり、2分できたり、8分だったり。
とにかくムラがありました。
痛みが引くのを数を数えながらまだかまだかと必死で耐えました。

本気で痛がってきた私に

夫「さすろうか?」

それがあった!おねしゃす!!

腰の辺りを強めに
さすってもらうといくらかマシになりました。

私「もっと強くさすってー!」

夫「布団に入って横になった方が楽になるんじゃない?」

私「うー…いや、でも…」

寝室はすぐ隣なんですが。
動く度に痛くなるので正直もう1ミリも動きたくない。

夫「とりあえず横になんなよ」

と言いながら自分も寝る準備。
オイ…寝る気か?

まあでも横になったら何か変わるかも知れない…と思い、痛みの波が引いてからひと思いで布団へ移動。
波が来る。
耐える。
横になる。
クラシルを見ながら痛みに耐えようとする。
が、いきなり2段階くらい痛みが引き上げられて、こりゃだめだ!!!と飛び起きる。
まだ上の痛みがあったことにビックリしました。

私「痛い痛い痛い!!!」

夫がさすりに来てくれる。
もはや何の効果も無し。

私「いやちょっと寝れないわ…無理だわこれ…」

もう布団のふの字も見たくないと思い、這いずる気持ちで寝室のドアのそばへなんとか移動しました。

私「あーきたきた…うー痛い」

夫「てかこれもう絶対産まれるでしょ?もう一回病院に連絡しなよ(*_*)」

私「うーん…けどこれ5分切ったって言っていいのかな…」
その時の間隔は4分台が多いけどでたまに6分、7分。

夫「そんなの関係ないだろーこんなになってるのに…」

私もこんだけ痛いので前駆でも何でも良いからとりあえず診てもらいたいという気持ちが大きくなり、3度目の電話をすることにしました。
時間は3時になろうとしていました。

私「5分切ったっぽいです…」
もう芝居を打つ余裕すらない。

助産師「そっかそっか……うん!そしたら来てみる?」

私「行きたいです…!」

てなわけでいよいよ病院へ行くことに!
夫に入院バッグと上着を取って来てもらい、予約していた陣痛タクシーに連絡。
8分程で行きますとのことでした。
夫もバタバタと準備し出す。

8分もかかるのか…
8分後私は果たして無事なのだろうか…

てかこの状態で靴を履いてマンションの下まで行って道路まで出てタクシーに乗り込まなきゃいけないのか…
なんだか途方もなく感じました。
無理ィー!と思いました。

そんなことを考えていると予定よりも早くインターホンがなりました。

夫「早いな、もう来たんだ」
その夫の手には電子タバコが。

そうだね。長丁場になるかも知れないから今のうちに吸っとかないとね。
今なら分かります。

けど当時は

何こんなときに吸っちゃってんのお前!!!???

こっちがどんな思いしてるか知ってんのか!!!???

ああーー!!??!!??

と、心の中で叫んでました笑

随分長くなっちゃったので、この辺で。