最愛のあなたへ~行き先のない手紙~
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きっかけ

文面の長いメールにはこんなことが書かれていた。

「俺バツイチです。何があってそうなったんですか?よかったら相談にのるし、いろいろアドバイスできると思うよ!
家庭のことでもいいから。すごくほっとけないんだ。俺も離婚するまでいろいろあって大変だったからなおさら気になる。
付き合うとかが目的ではないよ!!純粋に!!ほっておけないんだ…。」


この人…大丈夫かな?
たかがサイトの人にこんだけのこと言うなんて…。

私は不信感丸出しの返信をしてみた。

「なんでたかがサイトの人にそれだけ思えるの?貴方が私のなにがわかるの?プロフィール見ただけでしょ?」

こんなこと送ったら返事なんてもう来ないだろうと思っていたが

数分後…

「よほど嫌な思いをしてなきゃあんな書き込みしないと思ったんだ。
俺にできることなら何でも力貸すから…。話してみな?」


傷だらけの私の心の中に消毒液のようなものが染み渡り、胸がチリチリした…。

このメールの主がこそが、後の私の最愛の人となるなんて…。
私はまだそんなことも知らず、このメールの主とのやりとりを続けていくのであった…。

2009 秋 ②

離婚を決意したが…まず何をしていいものか。

仕事を決めて、子供の保育園も探して…。

そうだ!!重要なことがあった!!

…それは、私の男嫌い。

私は旦那の一言からすっかり男に対して臆病になり、すれ違うのも吐き気がするようになっていたのだ。

…といっても…どうすればいい?

お馬鹿な私が考えついたのは!!
コミュニティサイトに登録することだった。
まず会うことは考えず、メールから慣れていこう。自分も多少お金を出せば、真剣にやるだろうと思い登録をしてみた。

メッセージをストレートに載せた。
「男性に対して恐怖感があります。払拭できるのでしょうか…。」

こんなこと載せて返事なんか来るはずないだろうと思ってたんだけど、結構な数のメールが来た。

その内容はひどいものだ。エ〇チ目的の人ばかり。
そのなかでまともなメールは2通のみ…いや、もう一通きたぞ?
おそるおそる開いてみたら…あ、まともだ!
まともだけど…文面長っ!!

2009年 秋

2009年 秋
私はまだ主婦だった。
いや、家政婦と言ったほうが正解だろう。バツイチ4人の子持ちとできちゃった結婚をして、私は二人の子供を産んだ。
旦那の連れ子達は努力してみたが私になつかず、言うことも聞かなかった。
二人目を産んでから夫婦の営みはなく、産後うつに悩まされていた。

「お前みたいな精神異常者、誰も好きになるやつなんていねーよ!!」

産後うつの頃の旦那のこの一言。そう旦那に言われた私から…愛も同情も何もかも消滅した。

男の人なんかに頼らないで生きていこう!!

旦那が居たって何もしてくれない!仕事なら私だってできる!

私は…離婚を決意した。