録画していた「赤めだか」を大晦日に観ました。
キャスティングが豪華でした

立川談志 ビートたけし
立川談春 二宮和也
立川志の輔 香川照之
立川志らく 濱田岳
談春さんが落語家になりたいと思ったきっかけが、中学の時に学校で行った国立演芸場での立川談志の落語。
まくらの部分で落語とはどういうものか語ってましたが、さすが談志師匠
わかりやすくて面白かったです


「赤穂浪士の四十七士が注目されるけど、討ち入りに参加しなかった逃げちゃった?方の人たちに焦点をあてるのが落語だ」そんなふうなことでした

私は立川志の輔さんの落語を好きになったことがきっかけで、その師匠である談志さんの落語会にも何度か行ったことがあります。落語の前のまくらで「ギャグをやります」といくつか面白い話をしていたことを懐かしく思い出します。
そして、立川談志師匠の偉大さを痛感しました。
ドラマの中で談志師匠は弟子たちが想像することとは真逆の反応をして。
ダンカンが立川流を辞めてビートたけしのところに行く時は、絶対に怒られることを想像していたけど、ウィスキーをもたせたり。粋な計らいをしていました。
そのダンカンは宅配の人の役で出演してました

私が立川一門の落語会に行った時に
トリはもちろん談志師匠ですが、お弟子さんたちはお家元が来る前に自分の噺を終わらせたいと バタバタしているようでした

高田文夫、ミッキーカーチスも立川一門で落語会に出演していました。
ドラマの中で「オレのリズムとメロディーを覚えろ!」と言う談志師匠の言葉。
談志師匠の落語のリズムとういうかテンポのよさを思い出します。
私の好きな演目「粗忽長屋」
何人かの落語家さんのを聴きましたが、
談志師匠は別格でした

怖そうに見えた談志師匠ですが、客席に向かって「高いチケットを買ってオレの噺を聴きにきてないかい?」と心配してました。
高いチケットを買った方もいらしたのかもしれません。噂を耳にしたのでしょうか。
そんな優しい一面を見ることができました。
ドラマは実名だったのですが。。
リリーフランキーさんが演じた評論家の先生、
「弟子のしつけもまともにできない。
弟子から上納金をとるなんて」と。
談志師匠の返しもすごかった

「なんで弟子のためにオレが頭を下げなきゃならないんだ。
評論家を信用してない。
あんたがこいつらに食わしてもらうことになるんだよ」
「芝浜」の前振りでキョンキョンも出演

二人とも演技が上手で期待どおりでした

そして、志の輔さんいい感じを醸し出してました

4人揃っての二つ目昇進のお披露目のシーン
談春さんが主役なのですが、談志師匠の話ばかりになってしまいました

最後に談志師匠の言葉を
「現実は正解だ」
「落語とは人間の業の肯定である」
このドラマを観てから、
立川志の輔さんたちのカウントダウン寄席に行けたことも思い出に残る大晦日となりました
