TENETを観ました
視点を変えると色々な解釈ができて、とても興味深い映画です。1度しか観ていませんが二度目、三度目と観てみたいと思っています。
生還への鍵となる[TENET]という言葉
でも、危険にもなる言葉
テストをクリアした[名もなき男]
主人公は自分
黒幕も自分
頭で考えずに[感じて]
今までの概念の映画で観る映画ではないのだろうと感じました。本来のストーリ、フラグ回収する映画という側は全体の20%くらい。物理や量子をメインに時間をテーマに扱っているように見えますが、これは監督の好みなのかな?というのが私の印象です。残りの80%を[感じる]で見ることで、それぞれの解釈をしてください。それくらい含みの多い映画に感じました。
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TENETの持つ意味は[主義・教義]
仲間を助けた事で合格した男
[主義・教義]を変えないことが生還となり
[主義・教義]を変えることが危険になる
舞台はSFで、背負った任務は重大ですが
自分の人生というタイムラインでどう生きるのか?
TENET=主義・教義
という視点を持てば
名もなき男は”自分”でもありえるのではないか?
鍵であるTENET=主義・教義を元に
タイムラインで絡み合うヒトとの繫がり
あの時のあれが未来に繋がる
あの時のあれがメッセージであること
それは全て自分が動いた過去からの今
その結果で起こる結果
そして原因があって結果の世界から
結果があって原因がある世界
自分が主人公で、自分が黒幕
すでに結果がわかっているのにそれに向かってどう進むのか?
100%上手く行くと結果はわかっているのに全力で挑む
それが合格した男のTENET
だから今がある
自分の人生は自分が選択しているのか?
それとも予め決められているのか?
今はもう決まった今であり
決まった未来に向かって全力なのか?
上手く行くとわかっていたら、どう生きるのか?
自分を生きているのに、それを決める黒幕は自分
決まっていてもいなくても
[主義・教義]を変えないことが生還となり
[主義・教義]を変えることが危険になる
[名もなき男]の行動がそれを全て語っているのでは?と
量子力学という側面からみた
ヒトと宇宙、時空間、様々な事が織り込まれながらも
物質としての自分と高次の自分、信じる力
揺るぎない真理に触れているような映画と感じました
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※余談ですが、キャットの服が本当に素敵だった