久しぶりにひとり映画

 

鑑賞映画は

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状

 

次回はエゴン・シーレを観たいですね

 

初めての名演でしたが

 

 

ゴールドシルバー劇場を思い出す

こじんまりとした小さな映画館

懐かしさを感じました

 

 

ウィーン美術史美術館

 

改修工事と時代の流れの中で

生き残るための

美術史美術館の在り方

関わるスタッフ

舞台裏をテンポ良く切り取った

ドキュメンタリー映画

 

映し出される数々の美術品

建物の内装

人々のファッション

どれも隅々まで楽しめる内容です

様々な赤色が素晴らしかった

 

 

そして、印象的だったのは

女性の働き方

 

男性女性の隔たりがなく

平等という言葉さえ

野暮なくらい

 

お互いに対しての尊重

個々がプロフェッショナルであり

サバサバとして

小気味好い会話が

気持ちが良かった

 

日本にはナイ

文化の違いを感じました

 

 

劇中にあった一言

 

我々はハプスブルク家の

収集品を守る下僕なのか...

 

それは

魅了されてしまった人たちの宿命

どの世界、どんな物にも

当てはまるのだろうと...

 

私の人生は自分の人生なのか?

捧げた対象の為の人生なのか?と

 

幸か不幸か

動植物には無い

人の生きる不思議でもあり

うっかり気がつけば

モノコトに支配されている

悲しい人のサガでもあるな

と感じました

 

それでも

大英博物館 館長だったかな?

修復された美術品を見る

キラキラとした表情

ワクワクとした会話が

無邪気で可愛く素敵だったなぁ

 

 

丁寧に扱われ

作業される美術品と

ナレーションもBGMも

無い映画の空気は

映画を見終わった後

余韻を残して

 

新栄の町ですら

映画の続きのように

人の営む景色が愛おしく

感覚がクリアになったようで

心地よかったです