久しぶりにひとり映画
鑑賞映画は
グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状
次回はエゴン・シーレを観たいですね
初めての名演でしたが
ゴールドシルバー劇場を思い出す
こじんまりとした小さな映画館
懐かしさを感じました
ウィーン美術史美術館
改修工事と時代の流れの中で
生き残るための
美術史美術館の在り方
関わるスタッフ
舞台裏をテンポ良く切り取った
ドキュメンタリー映画
映し出される数々の美術品
建物の内装
人々のファッション
どれも隅々まで楽しめる内容です
様々な赤色が素晴らしかった
*
そして、印象的だったのは
女性の働き方
男性女性の隔たりがなく
平等という言葉さえ
野暮なくらい
お互いに対しての尊重
個々がプロフェッショナルであり
サバサバとして
小気味好い会話が
気持ちが良かった
日本にはナイ
文化の違いを感じました
*
劇中にあった一言
我々はハプスブルク家の
収集品を守る下僕なのか...
それは
魅了されてしまった人たちの宿命
どの世界、どんな物にも
当てはまるのだろうと...
私の人生は自分の人生なのか?
捧げた対象の為の人生なのか?と
幸か不幸か
動植物には無い
人の生きる不思議でもあり
うっかり気がつけば
モノコトに支配されている
悲しい人のサガでもあるな
と感じました
それでも
大英博物館 館長だったかな?
修復された美術品を見る
キラキラとした表情
ワクワクとした会話が
無邪気で可愛く素敵だったなぁ
*
丁寧に扱われ
作業される美術品と
ナレーションもBGMも
無い映画の空気は
映画を見終わった後
余韻を残して
新栄の町ですら
映画の続きのように
人の営む景色が愛おしく
感覚がクリアになったようで
心地よかったです