続・セミナーの事です
セミナーの後半に
分子模型を使って
分子構造を見ていくのですが
糖代謝からのメバロン酸経路
詳細はコチラを参考に
テルペノイドを合成する経路で
イソプレン骨格を持つ
鎖状テルペノイド骨格
これらは精油の芳香成分に多く含まれる
イソプレン骨格2つモノテルペン類から
イソプレン骨格3つのセスキテルペン
4つのジテルペンなどの骨格でもあるのですが
紙面上の構造図ではわかりづらいので
分子模型を使って
立体的にカタチを確認すると
面白くなってきます!
と講師の指田先生がおっしゃいますが
イソプレン骨格を2つ作り
鎖状モノテルペンの構造でつなげ
水酸基がついてリナロール
鎖状モノテルペンから
単環性リモネン
酸化還元からメントール
OHが酸化してメントン
などなど....
えっとぉ...
先生は立体模型がわかりやすいと
面白いおっしゃりますが
空間認識に近い立体模型
脳味噌ゴチャゴチャですよ
*
脳味噌はゴチャゴチャですが
植物はこれらの成分を
一定の規則にしたがって
効率、バランスよく作り出すそうです
ここで人が人工的に作りだすと
自然界には存在しない
突拍子もない規則になります
例えば
メントールは異性体で
天然はLメントール
合成はdl-メントール
(自然界には存在しない)
などのお話もあった
NARDレベルアップセミナー
こういった内容は
なかなか完結に面白く
文章で表現がしずらいのですが...
今後のワークショップに
反映していきたいと思います
*
講師
指田 豊 先生
東京薬科大学名誉教授|薬学博士
NARD JAPAN 会長
書籍
薬草の散歩道 薬になる野の花・庭の花100種 1,296円 Amazon |
身近な薬用植物: あの薬はこの植物から採れる 2,592円 Amazon |
おすすめ参考サイト
黒猫実験室
芳香物質の生合成経路
こちらの本も雑学が詰まって
面白いかと思います