こんにちは、ココアこと田中貴子です。
昨晩は5月には珍しく、きまぐれのような雷雨があって、ドキッとしましたね。
皆さんのお住まいのあたりは大丈夫でしたか?
前回ブログ(京成バラ園さんぽ)で、書きたいことがあるんだと呟いた1つを今回は話題にします。
4月からのドラマで、特別なことは起きないのに、不思議な魅力で惹かれてしまうのは、台詞量が多い会話劇「コントが始まる」と「大豆田とわ子と三人の元夫」の2つ。
「コントが始まる」は、10年かけてまだ売れない芸人でいる同級生トリオと、その脇で登場する姉妹たちの葛藤しまくりの青春群像劇。
(前振りにコントがあるんだけど、笑いが振り切れず微妙~、それでいてそうだったのか!の発見回収があるのが面白い)
「大豆田とわ子~」は、それぞれにどこかアンバランスな、愛おしいダメさがある、少々めんどくさい大人たちの物語。
(好きというより、引っかかる、スルーできない。どうしてこうなっちゃうんだろうのモヤモヤがくすぐられる)
どちらも憎めない、けれど自分にもどこか覚えのある脆さ・可愛さ。
言わなきゃいいのに、でも言わずにはいられない。(しばしば勝手に暴走)
または言えばいいのに、我慢してる。(でも顔や態度は出してる・苦笑)
そんな不器用さが際立ってるので、その先の反応を見届けてしまいたくなるのかもしれません。
会話劇、ヒューマンドラマ、昔から大好きです!
どうしてそうなっちゃうの?の始まりには、
必ずしなくていい、『おせっかい』があるのではと私は思います。
これからご紹介する子育て本は、4人のお子さんをもつ医師で臨床心理士の田中茂樹さんが、地域医療で働く一方でカウンセラーとして多くの相談を受けたことを土台に、親子の関わりで実践したい「言葉がけ」を伝えています。
具体例が豊富なので、これが私の子育て期にあれば、もっと肩の力が抜けて楽しめたなぁ。
「子どもが幸せになることば」 田中茂樹 著(ダイアモンド社)
章だては、0-3歳(子どもが世界と出会う)、3-5歳(その子らしさが出る)、6-8歳(学校生活が始まる)、9-12歳(思春期)、そして13歳以上(親子の別れが始まる)となっているので、タイムリーな時期を軸をしてもいいし、子育ての全貌を俯瞰するようにも読めます。
子どもはもともと元気な存在で、元気であれば、「幸せになるためにどうしたらいいか」を、自分で探して動き始められるんだ。
だから、それを育んでいける「言葉がけ」をどうしたらいいか?
具体例を読みながら、なるほどなぁ・・・と、理解が深く進んでいきます。
子どものためと言いながら、親の不安や期待をぶつけてしまうような「言いがちなことば」
子どもの元気を引き出し、親自身もラクになる「信じることば」の対比が絶妙なので、やってしまった昔を思い出し苦笑です。
子どもは未熟だから、私がきちんと育てなければいけない。
出来ないことは見逃せないとプレッシャーをもった関わり方では、親も疲れるし子どもは自分はダメなんだと萎縮します。
母が典型的に「どこに出しても恥ずかしくない娘にしなければ」と生真面目に頑張る育児をした人でした。
だから、私もやってしまった!というミスに遭遇すると、不必要に落ち込んで自分を責めてしまうところがありました。
たいしたことないよ、大丈夫だよと言われても、ごめんなさいが止まらなかったこともあったんです。
何やってるんだ!と自分を怒り。
ダメだよねぇ、こんなんじゃ生きていても仕方ない・・・(泣)
感情の波は絶えず上がったり下がったり大忙しで、自分のことが好きになれずにいたのですね。
私はもうすでに、ばぁば世代になってしまいましたが、付箋をつけまくった中で、皆さんにもシェアしたいところを挙げますね。
子育て期だけでなく、全ての場面において、ありのままの自分を人を信じて尊重することにつながる部分があると思います。
リフォームしている途中で、アルバムを整理していたら、幼稚園で作った(折り紙)アイスクリームを手にした息子の写真を見つけました。
当時はこちらが息子をひたすら大切に育ててるつもりでいたけれど、実のところ、子どもから笑顔と元気の愛をたっぷりもらっていたのよね~。
おおらかに待つこと、信じることで、親も子も自然体で、心オープンに話せる間柄になる。
育ちはその子それぞれ、焦らなくていい。
子育ての折々でこれでいいのか?と思ったとき、手にしてみてくださいね。
読んでくださって、ありがとう。