こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

私たちは親として、子どもにどう関わっていけばいいのでしょうか?



自動的に慣れ染み付いて、基準になるのは、親からの接し方です。

 

 

子どもだった時分を思い出して、あんな言い方はしたくないを反面教師にしたり。

 

 

叱ってばかりじゃダメだ、褒めなくちゃと言葉がけしようとしたり。

 

 

真面目な人ほど、試行錯誤しては悩みます。(私もそんなところ、いっぱいありました~)

 

 

先行きが見えづらく、自分で考えて行動できる「生きる力」がますます求められる今、どうしたらいいの?

 

 

核家族が圧倒的な主流な社会で、解説だけでなく、具体例を教えて~!と思う人にも分かりやすい本を見つけました。

 

 

「自分でできる子に育つほめ方叱り方」 島村華子 著(ディスカバヴァ―・トゥエンティ・ワン)

 

私が注目したのは、ほめ方・叱り方の考え以前に、子どもに対してどんなイメージ(見方)をもっているのか?を見直すという観点です。

 

 

ドキンとした部分なので、本から紹介しますね。

 

「子どもには1人でできる力がある」という見方をしていれば、子どもを信頼し、1人でできる環境を準備して自立をサポートしてあげるでしょう。

一方で「子どもは1人では何もできない」という見方をしていれば、つい親が手を出してしまったり、何事にも「危ない!」と敏感になり過保護になってしまったりします。

・また「子どもは大人の言うことを聞くべき存在だ」という見方をしていれば、大人の意見や価値観を押し付け、行動をコントロールしがちになります。

意見を言う子どもに対して「口ごたえして、言うことを聞かない子」だとレッテルを貼り、イライラしてしまうかもしれません。

一方で「子どもも大人も同じように権利をもった尊い存在だ」という見方をしていれば、子どもの意見にもっと耳を傾け、行動の裏にある理由や気持ちにまで注意を払うでしょう。

 

テクニックとしては、頭ごなしに「△△しちゃダメ!」「何で言うこと聞けないの?」と叱るのも、おざなりに「さすが〇〇ちゃんだね」「えらいね」とほめてしまうのも、自主性を奪ってしまうのは同じ。

 

 

プロセスを丁寧に観察して、結果がどうあれ、「本当は△△したかったんだね。どうすればいいか一緒に考えてみようか。」

 

 

「練習をコツコツ頑張っていたよね」と具体的にフィードバックしていけば、次への励みとなっていく。

 

 

それで納得しても、根っこのところで、「子どもをどう育てていきたいのか?」の想いが本当の鍵を握るのだ。

 

 

どんな気持ちでその言葉を発しているかが、実は一番伝わってしまうのかもしれません。(すごく大事~)

 

例えば子どもに自立してほしい、しっかりしてほしいと言いながら、親の考えることを察して従順でいい子であることを求めてしまうケース。

 

 

日本は同調圧力もあってか、バスや電車などの交通機関や飲食店で騒いだり泣く子どもがいると、親は肩身が狭く感じる場合が多いです。

 

 

「しつけがなってない!」「黙らせろ!」「なんとかしろ!」そう言われてる気持ちになって、なだめ抑えようとします。

 

 

幼い子どもは単に眠いとか、飽きたとか、口に上手く出来ないだけなんだけど、親は迷惑をかけないよう、躍起になりがちです。

 

 

そうなると、怖い空気を感じるのか、大泣きしちゃうこともしばしば(泣)

 

 

お互いさまだよと、おおらかに見守り合えたら、もっと気楽なんだけどねぇ・・・

 

 

誰を見て、何に向けて言動が変わってしまうのか?

 

 

これは親子に限らず、パートナーシップ、職場などの人間関係においても、力の強い側が弱い人をコントロールして、それが当たり前になってる場面があります。

 

 

批判せず、責めず、脅したりしない。

 

 

対等な関係として尊重し、信頼し、互いの気持ちに耳を傾けることがもっと出来るように願ってやみません。

 

 

自戒も、もちろんこめて。

 

 

読んでくださって、ありがとう。

 

 

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