こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

京都オーダーメイドのこだわりの旅を提供されてる下戸眞由美さんの初めての著書「京都癒しの旅」出版記念の講演会が昨晩(6月21日)開かれました。

 

 

ブログが縁で、長らくお付き合いさせていただいていますが、講演会で話す眞由美さんを見守るのは初めて。

 

 

京都案内をされるときは、その方の気持ちに丁寧に寄り添い、穏やかに、臨機応変に軽やかに対応する受け皿の「静」のイメージがあるけれど、講演会では京都を愛する情熱家の「動」を感じました。

 

 

集まった皆さんも、京都好きなので、自然と前のめりになってしまいます。

 

肋骨が骨折というアクシデントにもめげず、コルセットと痛み止めで乗り切ったそうですが、全く感じさせないプロ魂は、さすがです。(心のなかで、頑張れ!と祈ってしまった私)

 

どうして、この仕事をしようと決意したのか?

 

 

お祖母さまとの数々の思い出が、京都を深く愛して、理解するベースになったのが伝わります。

 

 

7年前、眞由美さんとはブログで知り合って、偶然まさかの東京の講座で隣り合わせに。

 

 

声は小さくても、京都を個人で案内する仕事をやりたいと、凛と顔を上げて話されていた、あの日の情熱はちゃんと花開いたんだと思うと、私も嬉しくてなりません。

 

 

人知れず悩み、挫折した日々も、今はおおらかにお客さまを包む癒しとなって、温かい光を放っている姿、キラキラされてました。

 

 

自己紹介を経て、本編は京都の夏を愉しむ話へ。

 

6月30日に京都では皆が食する「水無月」の風習の話。

 

 

今宮神社の夏越しの祓い、名物のあぶり餅が2軒あること。

 

 

祇園祭は実は1ヵ月にわたり、皆が知らない魅力に富んだ行事があること。

 


スライドと共に、へぇと思う場面が沢山ありました。

 

 

暑さでくらくらしそう・・・と遠慮してばかりいましたが、春・秋で知ったつもりでいてはもったいない。

 

 

そう思わせてくれる解説は、沢山下見を積んできたからこその実感ですね。

 

 

講演ラストには、眞由美さんの心の支えになったという松任谷由実さんの「ノーサイド」がかかりました。

 

何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの

誰も知らず

 

歓声より長く 興奮より速く

走ろうとしたあなたを少しでも

わかりたいから

 

人々がみんな 立ち去っても私 ここにいるわ

 

勝負をかけて、練習をたゆまず続けて磨いて、その一瞬に全精力をかけて、立ち向かう姿。

 

 

それでも、報われないこともある。

 

 

記憶にはそうだったよね・・・で、やがて風化していくけれど、本人にとっては人生の大きな節目になるんだろうな。

 

 

だからこそ、ちゃんと見届けたよとエールを送りたい。

 

 

あるいは、出逢えた人が京都をもっと豊かに深く味わい、自分へのご褒美として慈しむ時間を過ごせたらいいなと願いながら、コツコツやってきた眞由美さん自身への応援歌でもあったのでしょうね。

 

 

そう想像したら、目頭が一緒に熱くなりました。

 

著書にも、関連した話が書かれています。

主催者のすまいる情報の竹内さんが懇意にされてる美味しいお寿司がふるまわれて、会場からは歓声が上がります。

話題になった「水無月」も京都から。


邪気をはらって、暑い夏を乗り切ろうというお菓子なのだそうです。

 

 

こちらは黒砂糖タイプ。

眞由美さんと、記念撮影~(しまった!上着を羽織ればよかったです)

 

 

真剣にこの夏も、痩せなくちゃ(笑)

 

 

はんなりと着物を素敵にきこなす眞由美さん、素敵でした。

 

 

読んでくださって、ありがとう。