息子が赤ちゃんの頃、

手ぬぐいで子ども服をつくるサークルを

立ち上げて活動していました。

 

裁縫は全然得意じゃないけれど、

子ども連れでママたちと集まって

一緒に何かすることが楽しくて。

 

子どもの成長とともに

そんなことをやっていたことすら

遠い記憶のかなたになっていました。

 

ところが、

また最近手ぬぐいちくちくをする機会が

できたんです。

 

うちの近所の素敵なセレクトショップ。

子どものものも

ママのものも

バッグやリュックも靴も

とびっきりおしゃれでそして便利なものを

決して広くはないお店に

ギュッと置いてくれています。

 

地域のママたちの御用達のショップです。

 

私も子どもが小さい頃は

電車に乗って遠くまで買い物に

行けないので

随分とこちらのお店にお世話になりました。

 

そちらのオーナーさんは

息子より少し上のお子さんのママでもあります。

だから、

直接お話した機会はそれほどなかったけれど

共通のママ友もいるし

習い事で子ども同士が一緒だったりもして

なんとなく繋がっている方でもありました。

 

今回、そのオーナーさんから

お誘いを受けて

久しぶりに手ぬぐいで何かを裁縫する

ワークショップ的な集まりに参加してきました。

 

ショップには

たくさんの赤ちゃん連れのお客さんが

いらっしゃるのだけれど、

そういうママのために

居場所というか

気晴らしできるような何かをやりたいと。

 

そして、ゆくゆくは

赤ちゃん連れのママだけでなく

既婚者も未婚者も

みんなの心のよりどころとなるような

ワークショップをやったり

サロン的な集まりをやったり

そういうことをやりたいのだけれど

どうすればいいのかまだわからないから

まずはとっかかりとして

手ぬぐいちくちくをやってみたいと。

 

もうね、二つ返事でOKしましたよ。

全てに賛同です。

 

私自身、病気とコロナ禍を経て

考え方、感じ方、求めるもの

全てがガラリと変わりました。

 

上手く説明できないけれど

物質的な欲求から

精神的な充足感に変わったというか。

 

あれが欲しい、これを買いたい

あのおしゃれなお店でランチしたい

よりも、

木々の緑を見てホッとしたり

読みたい本を心ゆくまで読んだり。

 

たぶんね、

自分の本当の気持ち

本当にやりたいこと

そういうことに忠実になったんだと思います。

 

私はそれを闘病の経験からだと

思っていたけれど、

どうも世の中がそういう方向に

流れているらしいです。

 

こちらのオーナーも然り。

 

曰く、土の時代から風の時代へ。

 

というようなことを、

ちくちくしながらママたちとわいわい話して

本当に楽しかった。

美味しいパンまで出していただきました。

 

今回の参加者の中に

昔、近所の子育て広場で

よく一緒になっていた

ママも偶然来ていて、

数年ぶりの再会となりました。

 

それもとても嬉しかったです。

 

以前は繋がっていたけれど

今は連絡を取るほどもない

でも、ああ、どうしているかな

元気かなって

そんな人。

ママ友にはそういう間柄の人が多いよね。

 

手ぬぐい甚平を来た息子。

あの頃の息子にもう一度会いたいな。

 

そんなことを思わせてくれた

ワークショップでした。