気がついたら、私もこの業界に30年もいる…
バブル期の景気のいい時期に新卒で入社し、小さい会社だがずっとお世話になってきた。
数年前にオーナーも代替わりして、息子さんが継いで私も経営のサポートをしている。
バブル期にドカンと会社を大きくするのではなく、従業員に利益を分配してくれた。
バブルがはじけると私の収入も歩合分が減ってしまったため少なくはなったが、
それでも、一般企業並みの固定給があったのは本当に助かった。
堅実に、長年同じ場所、同じ従業員で続けてきた甲斐あって信頼も頂けてきたのではないかと思う。
前オーナーから、暖簾分けではないが同じ店名を使用しても構わないから
地方に店を出したらどうかと話を頂いていた。
積み立ててきた退職金を使用すれば、地方ならそれなりの店も開業出来そうだ。
同じ看板で店を出せるのも魅力だ。
ただひとつ、家族が同意してくれればだが…
まぁ賛同は頂けないだろう(笑)
そんなことがほんの0.2秒ほど頭の中をよぎったが、間髪いれずに最後まで世話になる旨を
前オーナーに告げて仕事に戻った。
この会社からも何人もの従業員が独立して行った。
目黒通りに自動車販売店を出すのは現在ではとても大変なこと。
横浜、川崎、多摩に店を出す者が多かった。
ほとんどの店が1年ほどで店じまいをして、5年以上持ち堪えた店は一割にも満たない。
私は自分に才能やセンスがあるなんて思っていない。
独立なんて無理な話だ(笑)
ライバル店が大きくなり、消えて行くのを見続けてきたが、この店は30年前とほとんど変わっていない。
それでも、私は常に幸福だ。
定年まで10年あまり、このままでいい、いや、このままがいい(笑)

 ボーナスでの車の代替えシーズンも過ぎて、やっとゆっくり仕事が出来るようになってきた。
とは言え、月末月初は何かとバタバタするもの…
 そんな時期にも拘らず、電話の一本も無しにやってくる迷惑な営業マン!!
このバタバタの時期にやって来たのが広告代理店の営業マン!
「近所に来たんで寄ってみました。」と第一声…
今現在この代理店に広告を依頼していないということは、信頼関係が築けていないからに他ならないというのに
全く分かっていない…
とりあえず10分だけ時間を割いた。
しかし、その10分間は彼の失言をいくつも聞くだけの時間になってしまった。
口では言わなかったが「また出直してこい!」 この一言だ。
会社で上司に習わなかったんだろうか、ちゃんとアポを取って準備してから営業に行けと…
近くに来たんで寄ってみた、なんて言うのはよほど信頼関係が築けてからだ。
名刺を見ると役職も付いている様だし、きちんと仕事してくれよ!
 

私が新卒で輸入車販売店に入社して四半世紀が経とうとしている…
入社した頃はまだまだバブル真っ只中だったため、ひと月で現在の年収を頂くこともあった(笑)
この界隈のどの輸入車販売店も賑わっていた。
私の勤めていた店でも、正規輸入車を仕入れるよりアメ並や本国に頼ることも多い時分だった。
とりわけベンツSLあたりは、年式を問わずかき集めていた。
デビューイヤーの1972年式の350SLみたいな20年落ちに近い個体でも500万円近いプライスで
店頭に並べるとすぐに売れていった(笑)
バブルがはじけると、浮かれていた輸入車販売店はあっという間に消えていった…
昨今の若者のクルマ離れ、輸入車離れはバブル崩壊の頃と同様に輸入車業界を圧迫している。
とりわけ地方では、都内で感じる以上の圧迫がある様だ…
しかも、横浜を含む神奈川あたりでもこの状況は見て取れるようだ。
10年前、横浜の港北辺りは中古輸入車販売が日本一の激戦区と言われていた。
ウッドストック、カードック、トミタ、パワーズタカ、バロン、ビクトリア、アドボールなど
挙げたらきりがないほどの大型や中堅輸入車販売店がひしめき合っていた。
残念ながら上記の輸入車販売店は経営基盤が変わった店もあるが、事実上すべて消えてしまっている…
辛うじて生き残っているのは、アトランティス、オートプライド、アバンティ、ベティブルー、アドバンス、アクセル
くらいだろう。
アトランティスは台数も少なく身の丈で商売をしている感じはあの頃と変わらない。
オートプライドは当時は港北ヤナセの下取車がそのまま並ぶような感じだったが、今では販売店ではなく
輸入車の整備工場に特化している。
アバンティ、ベティブルーは相変わらずだ(笑)
アクセルは、バックボーンの不動産業が好調なおかげでなんとか残っている。
数日前、横浜町田インター近くを通りかかると以前引っ越したはずのショールームに舞い戻っていて
びっくりした!!
アドバンスに関しては、都内環八を離れ横浜に永住の地を求めてからは以前のような悪名は
ほぼ聞かなくなった。
数年前には、246と旧16号の目黒交差点にフェラーリ専門店を展開したが間もなく撃沈した(笑)
もとより、この付近では、ナイトインターナショナルやコーナーストーンなどの中古フェラーリ専門店が
軒を並べており、フェラーという特殊車に既存客を持たないアドバンスが入り込む隙間はなかった・。
もはや、神奈川の輸入車販売店が生き残るには身の丈で勝負をするガチガチ経営しか残っていない。
欲をかいたら失敗する夢のない業界になってしまった。
さあ神奈川の輸入車販売店さん都内に移転して来い!!
最期の激戦区はここ目黒通りだ!!
来るなら来い!撃ち落してくれるわ!!

輸入中古車販売店も、10年いや20年前と比べると全く元気がない…
ドンと構えていた名店もほとんどが姿を消していってしまった…
この20年で着実に成長して、最近ちょっとどうなのと思うのがロペライオ!!
私がロペライオを意識したのは、2000年くらい、いやもうちょっと前かな
ランチャストラトスのレプリカなんかを扱っていた頃、
変な車ばっかり扱っているど田舎のクルマ屋の広告を雑誌で見かけたのが始まり。
この手の車を扱っていたところは、パッと出てスゥ~と消えていくことが多い(笑)
正しいかどうかわからないが表向きではない本来の社名の由来も、
オーナーの飼っていた犬の名前がペロで、『おいらペロ』を逆から読ませたと噂で聞いたことがあった(爆)
環八の谷原近くのショールームに移転してからは、おおぐちのコレクターや資産家等の
顧客の所有車を回していくことで安定した地位を確立したとの噂もある(本当かどうかは?)
そんなロペライオも数年前に世代交代があった様で何かが変わったようだ…
そういえば、ロペライオが何年か前に始めた販売店向けの保証制度
あれってどうなんだろうかとずっと思っていた…
いや、今でも思っているが(笑)
以前、私の会社でも利用したが顧客がうまく保険窓口に状況を伝えることが出来ず
保険が使用できないことがあった。
一般ユーザーは故障した時、何故か自分のせいで壊れてしまったと認めない…
正常な状態で納車しても、いざ壊れた時には納車された時からおかしかったなんて言ってしまう…
この時もディーラーで24ヶ月点検などもきっちりしての納車だったのだが、納車時から少し違和感が…
なんて保険担当者に伝えたらしい…
販売店のこちらにクレームが来てしまい、揉め事になってしまってから利用はしていない…
もう何年も前の話だけど…
何はともあれ、あのど田舎のクルマ屋のころとは見違える程に成長したロペライオ!!
都内輸入中古車販売店のリーディングカンパニーとして今後も目が離せない!

 もう少し前の話なんですが、近所の有名輸入車販売店が吸収合併された。
 目黒通りの輸入車販売店では、規模も知名度も高い店、WS!!
梅宮アンナさんをイメージキャラクターにしていた時代もあったあの有名店。
 みなとみらいの本社、横浜市港北区の横浜店が無くなっていよいよかと思ったら
どうやら吸収合併されたようだ。
 目黒の店舗はそのまま残っているが、経営母体は変わってしまったようだ。
 この数年規模を縮小する輸入車販売店や閉店する店があとを絶たない…
私の店も以前の活気はなく、お客様の数は減少傾向だ。
 乗り換えサイクルが長くなったことでこの業界もお客様事態も変わってきた。
 明日は我が身となるのか…
 半年程前近所の自動車店で起こった事件なんですが、従業員が倉庫からゴッソリアルミやタイヤを盗んだというもの。
 逮捕翌朝には、めざましテレビで全国放送されたこの事件、いまでも検索すると以下のようなニュースソースが出てきます。
 
 
松田暢芳(のぶよし)容疑者(42)は2012年、かつて勤めていた
世田谷区の車の輸入販売会社の倉庫から、ポルシェのタイヤ4本を
盗んだ疑いが持たれている。
松田容疑者は、このほかにも、ベンツなどのタイヤを16本盗み、
そのうちの4本をインターネットを通じて、およそ30万円で転売していたという。
 
 たまたま近所の同業者で起こった事件の為情報がどんどん入ってきました。
 情報を事実詳細を整理するとこんな全容がわかりました。
 
 この自動車店ではこの事件の数か月前に2店舗あるうちの1店舗を業績不振から閉めることになりました。
 その際閉鎖店舗の備品を処分することになり、容疑者がに処分品を持ち帰りヤフオクに出品したことが事の始まりの様です。
 その出品物は、古雑誌からカタログなど様々なようです。
 入社してからほどなくこのようなことをし始めた従業員に、関係者は不信感を抱いたようです。
 それから数か月後容疑者は自らその会社を退職するのですが、退職する日に他の従業員が倉庫にストックしていた
 ポルシェの新車外しのアルミタイヤを探しに行くと無くなっていたのです。
 容疑者は、他の従業員が必死にそのアルミタイヤを探している中「定時なんで僕帰ります。」とさっさと帰宅したたそうです。
 その態度に、他の従業員はあいつやったなと感じたそうです。
 とはいえ証拠が無いためどうする事もできず、保険会社に盗難品の補償請求をすることになったようです。
 保険会社もそのまま補償をすることはできませんから、被害届を販売店が警察に提出することになりました。
 盗難品を合計すると数百万円分もの商品にのぼり、被害額の大きさからか、すぐに多摩川警察署が動き始めました。
 他の従業員からヤフオクに出品するのではという意見もあり、警察も出品することを密かに待っていました。
 退職から半年ほど経った頃、そろそろ大丈夫と踏んだのか盗品が容疑者のヤフーIDから出品されました。
 それも、足が付きやすい20年ほど前に生産終了したベンツW124用のAMGのスリーピースホイールとタイヤのセットが…
 付き合いのある業者さんに訳を話し代理で落札してもらったのですが、高額商品のため初取引相手なので連絡先を教えて欲しい
 と願い出てもなかなか住所や氏名を教えなかったようです。
 連絡先を何とか聞き出し、商品の到着を待つと届いたのはやっぱり盗品でした。
 
 警察では先立って、Nシステムを通して自動車販売店所有の運搬用の軽バンのナンバーから通行履歴照会をかけていました。
 照会の結果、会社近辺と容疑者自宅近辺を何往復もしている履歴が分かり容疑者を特定していました。
 ただ、決め手となる物証だけがなく半年間ヤフオク出品を待っていたということです。
 物証を確認し逮捕に至ったというところで、一件落着と言いたいところですが…
 
 この事件、自動車販売店と容疑者間で示談解決され 容疑者が2週間ほどで釈放されました。
 しかし、めざましテレビ等の全国放送で実名入りの放送をされてしまった中年男に再就職先なんてありません。
 そこで、容疑者は横浜市港南区で中古車販売店を開業しました。
 上記URLが販売店『エムズコレクション』容疑者の自動車店の詳細です。
 自動車販売店で窃盗した従業員が、半年後に自動車販売店を起業なんていう笑うに笑えない話(爆)
 こんなことってあっていいんだろうかと…
 示談したとはいえ窃盗での逮捕歴はあるというのに…
 古物商許可など無効になるはずなのだが…
 まあ、もともと犯罪者が起業しているんで資格云々なんて、当の本人は気になんないんだろうけど…
 いろいろ考えるとこんなことあっていいのかと考えてしまう。