この話があるまでわたしは知らなかったのですが
中国が日本向けに、イメージアップのための広報活動を行っているそうで、
だけど日本国民の中国に対するイメージは向上せず、
この状況を改善すべく、新たに広報活動を充足させたい
ということで、どういう訳か、周りまわってわたしの事務所に依頼がきました。
まあ常識的に考えて「戦狼外交」、強圧的、好戦的な外交を繰り返している中国、
台湾、尖閣、福島汚染水、靖国神社、
日中間には生活に根ざした身近な問題が山積しているので中国にいいイメージがあるわけなく、
イメージをよくしたいのなら、そうした外交姿勢を改めるのが一番だとおもうのです。
しかし兎に角、オリエンがあるというので指定された日時、指定された場所、六本木の中国大使館に行くと、
館内は冷房がキンキンに冷え、
香港などもそうですが、あの国は冷房をガンガン利かすのが富の象徴なのか客へのホスピタリティと思っているのか、
こちらが風邪をひいてしまいそうになるほど冷房を利かしています。
この大使館もそうなのか。
なあんて思いながら待っていると、
そこに現れたのは、王毅でした。
なんだ、彼こそ戦狼外交の張本人じゃないの。
とは思ったけど口には出さず顔にも出さず、ポーカーフェイスでオリエン スタート、
冷たいお茶が出たので飲みたいけれど、
何がはいっているかわからないから手はつけず、口もつけず。
元駐日大使だけあって日本語は流暢。
対日イメージ向上作戦、キャンペーンのスタートは来年、暖かくなった頃から、
予算に糸目はつけないけどプランに応じて検討、
目「来年春なら大坂万博と連動することも考えられる?」
王「そういう考え方もある」
目「大坂万博、中国館のテーマはなに?」
王「それはまだ言えない。プランの進捗に合わせてすり合わせたい」
イメージアップには何かシンボルキャラクターがあったほうがイメージを作りやすいのですが
あの国でキャラクターを使うと、みなコピーみたいになっちゃうので困ります。
目「たとえば習近平主席をキャラクターとして使うことは可能?」
王「それは構わない」
目「たとえば熊のプーさんを習近平に見立てたらどうでしょう?」
王「あなた、中国をバカにするか。
それ、習主席が最も嫌っていること。」
目「貴国とわが国との間にはいろいろな問題が横たわっているが、
たとえばそのひとつ、貴国では魚釣り島と謂っている尖閣列島、
あそこを日本国民に「魚釣り」できますよと開放、
日本国民が自由に出入りしてサカナ釣りができるようにすれば貴国のイメージも上がる。
王「あそこはわが国の革新的利益、
そんなことで手放すわけにはいかない。
目「たとえば貴国が「汚染水」として輸入を禁じている東北エリアの農水産物、
それを中国国内で販売促進キャンペーンを行い、
その実績が逆に好イメージとして日本国内に逆輸入される
という考え方もある。」
王「ナルホド、
福島汚染水に関しては我々もそろそろ解禁してもいいかなとは思っていた。」
と、前向きな応えが引き出せたところで
先ほどからガンガン冷房が効いていたせいか急に足がツリだし、
イテテテテ・・・・・・
となった処で、目が覚めました。
暑くてクーラーを冷たくしたまま寝て、足がツッてしまったようです。
暑ければ暑いで困り、
冷たければ冷たいで困り、
困ったもんでございます。
タチツテ・トホホホ。