麻原彰晃の娘が、死刑になった父親の遺骨と遺髪を「返せ」と、国に言っているそうです。

それに対し国は、それらがオウム真理教の残党に渡ったら「神格化」され、また悪さをするから渡せない。

と言っているそうです。

 

そこで疑問です。

若し国がそう思っているのなら、どうして遺骨と遺髪を残していたのでしょう?

「返す」気持ちがないのなら、さっさと海に流すなり、どこかの山に埋めてしまえばいいでしょうに。

 

まして「遺髪」

普通死刑囚のそんなもの、残しているのでしょうか?

麻原の「髪」があまりにも見事、象徴的だったので残しておいた?

残して、どうする積りだったのでしょう?

一体どういう意図で「残して」いたのか、

はなはだ疑問です。

 

なあんて思うキョウこの頃、

今年は選挙イヤーとか、世界あちこちの国で選挙、

さっそくきのうキョウ、英国、イランで政権がひっくり返る結果がでたようです。

ある意味、民主主義が働いているのでしょう。

 

そして引き続き、フランスの選挙が始まります。

ここでも「政変」?、不安定な様相、

既存の政治体制にNONが突きつけられているようです。

 

ヨーロッパの国々をおおっているのは「反移民」、

特に2000年以降、ハンガリー、ポーランドなどの「新参者」国家、旧共産圏の国々が従来のEUの理想主義に反抗、ロシアと気脈を通じ、

かつてクーデンホーフ・カレルギーが高く掲げた汎ヨーロッパ主義が80年経ち、

劣化したとは謂いたくありませんが受け容れられなくなりました。

 

それはソ連崩壊と共にソ連の「庇護」のなくなった東欧の国々が次々にEUに加入したため、

またEUも加盟が増えて嬉しくなり、審査が甘いままに加入を認め、

そのツケがいま回ってきたのでしょう。

 

つまり

拡大、必ずしも良くはないのです。

 

拡大すればするほど異分子が入り込み

創始時の本来の目的、純粋さが失われるようです。

 

国家のパワーバランスで考えるとつい勢力拡大を図りたくなる気持ちは解らないでもありませんが、

「国民性」なんていうものは、DNAと関係あるのかどうか判りませんが、そう簡単に変わるものでもないようです。

 

今後EUは益々流動化、

その存続も怪しくなるでしょう。

 

イギリスが離脱したあとのEU,

今後フランス、イタリアなどの抜ける可能性もなくはありません。

日本だって対中国の包囲網とかいっていろいろな国と連携をとっているようですが、

いつどうなるか判りません。

なにしろ相手国、日本と組んで得することは何もないのですから。

 

安易な「同盟」「連携」、注意しなければなりません。

所詮頼りになるのは自分だけ、

独立独歩、「孤立」を恐れないで自分たちの価値観で「鎖国」をすべきでないか

改めて思ったりする、キョウこの頃でございます。

 

カキクケコ。