通常国会が終わりました。
終ったからどうということはなのですが、
政界は俄然政局、ポスト岸田になだれ込んでいるそうです。
つまりは「岸田」の表紙では選挙に敗ける、
それもこれも岸田の支持率が19%、20%をきったから。
沈みゆく泥船「岸田丸」と心中したくない、
新しい船長にしてこの荒海を見り越えよう、
という思惑。
特に茂木。
麻生と会ったり、菅と会ったり、
忙しそうです。
世論調査ではポスト岸田の人気投票で支持率が低いのに
なぜかソワソワして袴を穿こうとしています。
とはいうものの、
19日発表の朝日の世論調査では
岸田の支持率は22%なのに、自民党の支持率が19%になっちゃってます。
これまで内閣の支持率がどんなに低くても自民党の支持率は大体50%前後、あったものです。
処が今回は、内閣支持率>党支持率になっちゃってます。
低くなったとは謂いながら、それでも立憲民主の支持率は8%、
自民の半分以下ですから浮足立つ必要もないようですが、
「青木の法則」(内閣支持率+自民党支持率の合計が50%をきると政権交代の危機)を満足させているので、自民の議員たちにとっては他人事でないのかも知れません。
処で、
これまで内閣の支持率が低くても自民党の支持率は50%前後あったのに、今回は19%。
この差は何故なんでしょう?
これはわたしの分析ですが
これまで岸田は、野党や公明党の攻撃に敗けて、
唐突に、勝手に派閥を解散したり
不十分とは謂いながら公聴会の開催、パーティ会費公開20万円を5万円にしたり
政策活動費の使途公開を約束したり、
公明・維新の案を丸のみ、ことごとく押し切られてきました。
それに対し、当然自民のなかでは不興、不評、反発が強まり、
ポスト岸田の動き慌ただしく、
それが有権者には
何だかんだ謂いながら岸田は裏金問題、政治資金の透明化に結構取り組んでいるではないか。
それに対して自民党内の動きは岸田の動きに反発=「岸田イジメ」に映っているのではないか、
それが自民党支持率の低下にひびいているのではないか
なあんて思ったりしています。
自民党の顔をすげ替えれば自分たちは選挙にうかる
と思っているようですが実は
岸田のままで選挙をやった方が、顔を換えるよりも当選の確立が高いのではないか
と読んだりしています。
当たるかどうかは判りません。
しかし閉塞的な状況に二進も三進もいかなくなっている日本の現状、
なんらかのドラスティックな変革を望んでいることは確かなようです。
とは謂いながら保守的な国民、
どこまで「冒険」できるでしょうか、
あまり期待できませぬ。
タチツテ・トホホでござりまする。