いまから221年前、1803年

アメリカでは「ルイジアナ買収」というできごとがありました。

米政府がフランスからミシシッピー川流域、フランス領ルイジアナ、210万㎢+の領土を1500万㌦で購入した出来事です。

 

そのエリアは現在

アイオワ、アーカンソー、オクラホマ、カンザス、コロラド、サウスダコダ、テキサス、ニューメキシコ、ネブラスカ、ノースダコダ、ミズーリ、ミネソタ、モンタナ、ルイジアナ、ワイオミングの15州に亘っているのをみても、

如何に広大な土地の買収であったかがわかります。

アメリカ合衆国の基礎ができあがったできごとでした。

 

その年アメリカ(北米)では、

もうひとつ、大きな出来事がありました。

 

自然界というものは不思議なもので、

「周期ゼミ」というセミがいるそうです。

 

何年かおきに大量発生するセミで、

13年おきに大量発生するのが「13年ゼミ」、

17年おきに大量発生するのが「17年ゼミ」、

13年、17年、共に素数なので「素数ゼミ」とも謂われているそうです。

なかなかおしゃれな名前です。

 

そして1803年

その素数ゼミ、13年ゼミと17年ゼミが共に大量発生した年だったそうです。

 

それから13年ゼミは13年ごとに大量発生、

17年ゼミは17年ごとに大量発生、

交互に大量発生を繰り返し、

 

ということは

13X17=221

1803+221=2024

ことしはその大量発生がダブル年、ダブル羽化、

両方が大量発生だから大量発生の2乗、

計算上では実に1兆匹のセミの羽化が予想されるそうです。

 

ミンミン・ミンミン・・・・・

周辺に住む人たちには、さぞかし鳴き声に悩まされ大迷惑でしょうが

食糧不足に悩む人たちには垂涎の朗報、

これからビールの季節、

カリッと揚げて塩を振れば、ビールのお供にさぞ美味しいのではないでしょうか。(^O^)

 

それにしてもセミ、

まさか素数を自分たちで計算しているわけでもないでしょうが、よくも正確にカウントして世の中に出てくるものよ、

ヒョットしたら「ABC予想」など、とっくに解決しているかもしれません。

 

自然界のルール、

今更ですが

バカにできませぬ。

 

バビブベボ。