これまで何回か石ちゃんと山に行きましたが
行くたびに足腰は衰え、途中エンスト、
特に下り時にその傾向多く、血栓のように山道を細くし渋滞発生、後続の下山者に迷惑、
もう登山は周囲に迷惑をかけるので止めた方がいいのではないか。
ということで、
「どこかへ行こう」という誘いがくるたびに深大寺のそば屋とか
川崎大師、その前は成田山、湯島神社などでお茶をにごしていたのですが
そうしたこちらの配慮を知ってか知らずか「大山に行こうじゃないか」
なんて言い出し
大山というのは神奈川県伊勢原にある大山阿夫利神社のこと、
大山といったって、こちらも登ったのは60年近く前の話で記憶が擦り切れていますが延々と長い石段で辟易とした記憶、
とても石ちゃんは耐えられまい、
君には新宿御苑がお似合い、
なんて思うのですが、それでは彼の自尊心が許さない、
といって勾配のある登山はたぶんムリ、
そこでなんとかいろいろ探して見つけたのが「大多摩ウオーキングトレイル」というコース、青梅線「奥多摩駅」を起点に多摩川ぞいに下って
途中、ギブアップしたら最寄りの青梅線の駅から電車で帰って来れるという利点、
これだったら周囲に迷惑もかけないし、同伴するこちらも気が楽、
それに加えて「自然」を満喫できるゴマカシ要素もあるので一挙両得、
それできょう、「奥多摩歩行作戦」になった次第。
のはずだったんですが一昨日、石ちゃんからの電話、
「風邪をひいちゃったよ。
熱と咳で事務所の人間、女房、同じ症状、
感染しては悪いので延期してくれ」
鬼の霍乱(かくらん)というやつ?
or
ロングトレイルにビビッて仮病、撹乱作戦か?
何れにしろ行けないなら仕方ない、一人で行くか、いや待てよ、
ダメもとで元山ガール、現在山バアさんのペコちゃんに連絡したら
「イク、イク」、はしたないお言葉、
ということでキョウ、緑深き奥多摩・多摩川歩き、8.2キロ、やってきました。
「大多摩ウオーキングトレイル」、
最初は青梅街道を歩くのでつまらなかったのですが
数馬峡橋を過ぎたところから道が親水性というか俄然川に近くなり、
滔々と流れる多摩川、周囲の緑を映す深い緑の川面、白丸湖湖面、鳥たちの鋭い鳴き声、野趣満載、心地よさを満喫できます。
そうしてたどり着いた鳩ノ巣駅、ちょうど昼飯時、
寂びれた町ですが、期待しないで入ったそば屋が以外にも手打ちのそば屋、
酒はもちろん地元「澤乃井」、
ツマミを頼んだらかつ丼に乗せるカツ煮ぐらいしかできないという素朴さ、それもまた一興、
腹ごしらえをしてウオーク再開、
そこから古里駅までは深山幽谷?結構苦難の連続、
途中足がつってナベちゃん処方の湿布薬を貼り芍薬甘草湯68番でしのぎ、ヨロヨロやっと古里駅、
当初平坦な道のりを予想していましたが結構起伏にとみ、これじゃあ石ちゃん、来なくてよかった、
わたしも山バアさんという相棒がいて助かった、
歩数トータル21000歩、
5月、怒涛の山歩き第5弾、
無事終了の報告だす。
ハヒフヘ・ヘロヘロ。