岸田がアメリカの上下両院合同の議場で演説、

非常に評判がよく、

20数回もスタンディングオベーションが起きたそうです。

 

演説文を読んでみました。

ナルホド、相当優秀なスピーチライターを捕まえたと見え、

いろいろな処にアメリカ人が喜びそうなジョーク、フレーズが散りばめてあります。

ハリウッドの脚本家か何かでしょうか。

 

そんななかで岸田が言っているのは

日本が如何にアメリカの良きパートナーであるか、

複雑混迷の世界情勢のなかで、

日本はアメリカが頼りにしていいパートナー、グローバル・パートナーとしての役割を果たしていく能力を持ち、共同責任を果たしてく、

「控えめな同盟国」から「強くコミットした同盟国」

「地域パートナー」から「グローバル・パートナー」になります、

 

この世界の課題、重荷をアメリカが「ひとり双肩に背負う」のは大変でしょ、日本が半分、背負ってあげますよ、

「自由と民主主義」という「宇宙船」にアメリカと同じ乗組員であることは日本の誇りです

国防予算も大幅に増やしました、反撃能力も持ちました、「日米軍事同盟」はかつてなく強くなりましたよ、

アメリカの最も近い友人、トモダチ、いつでもアメリカと共にいますよ。

 

てな言葉のオンパレード、

日本はアメリカの軍事能力の片棒を担ぎます

と、自分から売り込んでいます。

 

そしてこうした展開は、実はアメリカの思惑どおり、

岸田が訪米する前に、アメリカのサリバン大統領補佐官がNHKのインタビューに答えていました。

 

「日本が自衛隊を一元的に管理する「統合司令部」を設置するのに合わせて、

在日アメリカ軍の作戦指揮の機能を強化する方針を示すことになる。

日本とのあいだで作戦指揮の機能の統合を確実に進めていく準備がある」

 

「作戦指揮の機能の統合」とは、

日本の自衛隊がアメリカの軍隊の一部として働くことを意味します。

 

岸田も自衛隊も、解っているのかいないのか、

「パートナー」とか「一体化」とか「同盟」とか「トモダチ」とか

いかにも対等イコール・パートナーのような積りみたいですが、アメリカの作戦指揮に組み込まれているだけ、

自衛隊はアメリカの作戦指揮で動くのです。

 

本当に「イポール・パートナー」ならどうして、「日米地位協定」は手つかずに放ってあるのでしょう。

相変わらず「属国」、「植民地」、

この位置づけ、地位は変わらないのです。

1ミリも。

 

アメリカでは受けた岸田文雄、

日本に帰ってきたら、また裏金問題とか総裁選とか

針のムシロ、

いろいろな問題が待っています。

 

 

しばしの気分転換、

息はつけたでしょうか、

日本の国会、記者会見でも、

アメリカで雇ったスピーチライターに原稿、書いてもらえばいいのに。

 

な訳にはいかないか。

 

ハヒフヘホ。