昨夜は石ちゃんとメシを食っていたのですが
どういう風の吹きまわしか
ってゆうか
昼間、六大学野球の開幕を前に関係者の集まりがあったらしいのですがそこで慶応の監督が、
明日からいよいよ春のリーグ戦の開始、
「初日は何が起こるか判らないのでハラハラドキドキなんです。」
と言ったらしいのですが、
初日第一戦のカードは「慶応vs東大」、
慶応の監督は石ちゃんが東大の関係者と知ってのリップサービス、
それを石ちゃん、疑いもせず素直に真に受けて、
「何が起きるか判らない=ヒョットして勝つかも知れない?
だから明日、行くべえ。」
ということできょう、
望まぬことながら石ちゃんと連荘デート、
神宮球場で野球観戦、というハメになってしまいました。
ご存知ないと思いますが石ちゃん、高校まではバレーボール部、野球なんてやったこともないのに
東大野球部をバカにしたのか甘くみたのか大学に入ったら野球部に入部、
当然出る機会もなく、
レギュラー選手が欠場したときにお情けで出してもらってたった1本打ったヒットが大のご満悦、誇り、
報じた小さい新聞記事を大きく拡大コピーしていまだに事務所に掲げています。
てなことで、久しぶりの神宮球場、
いつもはヤクルト戦、ナイターだったので昼は初めて、
日陰の道を歩く者に、初夏の太陽がまぶし過ぎます。
でもまあ、ビールを飲みながら観戦するには丁度いい按配、
なんて思ってる間に清原の息子が適時打、先制点を入れたりし、
続けて連打、3回3点、4回2点、たちまち「5-0」
そりゃそうだ、東大相手に「何かが起こる」なんていうことはあり得ない。
そうこうしている間に
わたし達は通路を前にして座っていたのですが
そこを往来する人たちの中に
わたし達の高校母校→東大野球部 という、石ちゃんの後輩が結構通り、
その人たちが次々石ちゃんに挨拶しに来たりして、
東大野球部での石ちゃんのポジショニング、もっと低く見ていたのですが
運動部だから年功序列、年のせいもあるかも知れないけど意外に重そう、
野球の成績は関係ないみたい。
なあんてやっていたら、
9回の裏に東大が2点入れたけど遅かりし由良助、
矢張り ヒョットして何も起こらず、残念でした。
と思ったら石ちゃん、
隣りに座っている若造に何やら話しかけ、
そうしたら横浜翠嵐高校の現役3年生、
野球部の所属、東大に入ったら野球部に入りたくて観戦に来た少年、
そうしたら石ちゃん、後輩を呼びつけ、
「この少年が将来野球部に入りたらしいから、スカウトの処に連れてって。」
高校生、何が何やら判らないままに連れていかれ
「ナニ、そんなスカウトで下駄はかせて、入学に手心を加えるなんて言うことが出来るの?」
訊くと、
「そんな事、出来るわけないじゃん。
だけど折角入りたい希望があるなら、よその学校に行かれるよりも、
勉強の仕方なんて教えてその気にさせて、少しでも野球ごころのある子供を入れたいのよ。」
「ナルホド、高校時代バレーボールやってるようなガキに来てもらうより、
少しは野球やってる方がマシだもんね。」
そんなこんなで
六大学野球の意外な一面を垣間見た一日、
石ちゃんの意外な一面を見た一日でした。
神宮前近辺も久しぶりでしたがガラリと様変わり、
時代は刻々と遷り変わっているようです。
マブシイ。