春とは名のみ、
いつまで経っても寒いです。
あれだけ暖冬と謂っていたんですからもう少し暖かくなってもいいのじゃないか、プンプン。
春といえば別れの季節、
春といえば出会いの季節、
咲く花もあれば散る花もあり悲喜こもごも、
テレビの世界でも今春いくつかの大型番組が終了、話題になっているようです。
その最たるものがTBS 「世界ふしぎ発見」でしょうか、
実に38年の長寿番組、
司会の草野仁が80才、レギュラーの黒柳徹子が90才、
オバケです。
さすがにタネ切れ、わたしも見なくなって何年も経ちますが、
毎回黒柳徹子を全問正解にする手も飽きられ、
(これは「クイズダービー」ではらたいらを全問正解にして視聴率を稼ぐ、TBS伝統の手法です)
制作の人間もいい加減、飽きちゃったのではないでしょうか。
後番組は、「世界まるごとHOWマッチ」の名前とNHK「有吉のお金発見カネオくん」の内容をパクったような番組になるそうです。
制作は引き続きテレビマンユニオンでしょうか、
ユニオンも知恵がなくなりました。
おなじTBSの「サンデーモーニング」も終了だそうです。
こちらは36年半の長寿、司会 関口宏も80才。
関口がボケてるとかいろいろ批判があったようですがこの番組、
なにせずっと長い間、TBSで視聴率トップの番組だったので、TBSもやめられなかったのでしょう。
辞めるきっかけに妻、西田佐知子の看病もあるそうです。
ご存知かどうか知りませんがわたしは、
深夜の通販で各種「歌謡曲全集」を買うのですが、
その多くのアンソロジーに、西田佐知子の名曲が多く収録されていることに驚きます。
あれだけの楽曲をもっていたのに結婚で芸能界からすっぱり足を洗い「内助」に務めて一切表に出なかったのは
ある種の噂がありはしましたけどご立派、
関口も、佐野周二の息子として出てきてテレビドラマや「スター千一夜」の司会をやっていた頃は不安定でおぼつかないものがありましたが、
よくも今日までもったものよと、感心しちゃいます。
日テレ「世界一受けたい授業」は19年半の長寿、司会の堺正章は77才、
これもネタ切れなのでしょう。
番組がある程度安定してそこそこ視聴者がつくと
そこに番宣や映画のプロモーションが入ってきて、
それが毎度毎度になると、視聴者に飽きられるという側面もあるのではないでしょうか。
「世界一」の後番組は
NHKから鳴り物入りで日テレ「news zero」の司会をやったけど結局なにも実績を残せず、
「もっと自分で切り開く報道をやりたい」
みたいなことを言って辞めた有働由美子が、
報道とは何の関係もない音楽番組、『with MUSIC』の司会として入るのだとか。
彼女が音楽に造詣があるという話は聞いたことがありません。
日テレ的には
「世界一」の司会を務めていた くりいむしちゅう と有働がおなじプロダクション「ナチュラルエイト」ですから、
事務所行政的には問題ないという処なのでしょうか。
こうして見ると長寿番組、
なんでもっと早くやめなかったのか、
なまじ中途半端な視聴率があるが為にズルズル断ち切る勇気がなく、じり貧に陥って今日を迎えて切羽つまり、追い詰められての終了、
あまり見っともいいものではありません。
「長寿」なんていうと、つい目出度いことのように思いがちですが
退き際、適当なところでのお暇、
心せねば と思う、
キョウこの頃でありまする。
南無阿弥陀仏・南無阿弥陀仏。