もう春だというのに
季節と犯罪は関係なく(当り前だ)
別けても広域強盗と詐欺の摘発はひっきりなく
それも国際化、
先日も「西山ファーム」の社長がインドネシアから送還されたり
「JPドラゴン」という強盗グループのno.3がフィリピンから送還されました。
むかしから「高飛び」ということが謂われてきましたが
外国へ「高飛び」とは、進歩したものです。
そういえば最近は、ドバイへ飛ぶのも流行っているそうです。
それにしても絶えない詐欺事件、
特に「投資詐欺事件」、
記憶に新しい処でも「アルカス」暗号資産投資詐欺94億円、「ICheck」PCR検査キット投資詐欺32億円、「アドヴァンス工業」アフリカ鉱山採掘投資詐欺27億円、「マーケットピーク」暗号資産マルチ商法7.7億円、「グランシールド」治療モニター詐欺20億円、「ウインメディックス」健康食品投資詐欺80億円、FX投資詐欺25億円、「エクシア合同」金融商品出資詐欺32億円、「FRich Quest」出資詐欺32億円、「西山ファーム果樹園投資詐欺133億円、・・・・
手を変え品を変え、よくもまあいろいろ考えるものよ、
枚挙にキリがありません。
これだけ詐欺に気を付けろと言われていても詐欺に引っかかる人間たち、
そして被害金額の多さ、
被害者たちの強欲、欲深さもさることながら
それだけ日本は豊かなのかもしれません。
こういう詐欺事件が摘発される度にいつも思うのですが
これだけ詐欺に用心しろと言われて用心している人間を、その上を行って儲け話で引っ掛ける、
その犯人たちの犯罪「構想力」の大きさに関心します。
それも1人、2人ではありません、
何百人、何千人の人間をだまし、虎の子を巻き上げるのです。
ある種、偉大なストーリー・テラー、
なまじの犯罪作小説家よりもノンフィクションで勝負しているだけ、優秀かもしれません。
そしてこれらの犯罪で捕まった犯人たち、
本当かどうかは知りませんが捕まった時はスッカラカン、
巻き上げた金を「貯金」しておけば優雅な生活を送れたであろうに「悪銭、身につかず」、
大抵の場合はギャンブルに「投資」しているようで、
そう考えると
詐欺師の金を巻き上げる「公営ギャンブル」こそは、詐欺師の数段上をゆく「投資詐欺師」、
それも、犯人たちが一生懸命考えた果樹園とかFXとか暗号資産とかPCR検査とか鉱山採掘権とか七面倒くさい道具立てでなく
単純に馬やボート、自転車のレースに賭けるだけで「倍になるよ」。
この単純さが詐欺師のこころに響くのでしょう。
処が気がかりなのは近年、
ギャンブルの売り上げが減少していること。
パチンコなども閉店になる店が増えているそうです。
目黒川考えるにその原因は、
ギャンブルの一の「投資家」である詐欺師たちが次々に警察に捕まっているからではないか、
アブク銭をジャブジャブ使ってくれる一番のお得意さんが牢屋に入っちゃったのでギャンブルの売り上げが落ちている、
先日バレンタインジャンボ宝くじ、2億円の当選者が現れないと言っていましたがあれなど、
当選者が牢屋に入っているので当選を知らないからではないかと思っています。
そんなギャンブルの低迷が進行する中で大坂維新の進めるIRという名のギャンブルタウン計画、
ある程度インバウンドなども計算しているのでしょうが、
果してギャンブルを目的に日本に来る観光客がどれだけいるか、
ま、
わたしの心配することではありません。
ハヒフヘ・イヒヒヒヒ。