きのうは、春に散るラーメン屋のお話をしましたが
テレビの世界も春は改編期、
新しく咲く番組もあれば散る番組もあり悲喜こもごも、
そんななかで今年は、大型の「長寿番組」が何本か終了になり、
ゴロリと若返り、淘汰が進んでいるようです。
TBS「世界ふしぎ発見」、草野仁、80才。
TBS「サンデーモーニング」 関口宏、80才
NHK「ブラタモリ」 タモリ、78才
CX「奇跡体験アンビリーバボ-」北野たけし、77才
(これは番組は継続、たけしだけが卒業という名のクビ)
世間的には一応「惜しまれつつ」なんて言っていますが、
社交辞令です。
いつまでしがみついてやっているんだ、早く後進に道を譲るべきだ
という意見もあるし、
健康で頭がボケない限りやった方がいい、本人のボケ防止にもなる
という意見もありましょう。
民間の会社だったら65才の定年でリタイア、
システマティックにメタボリック、新陳代謝がすすみます。
個人営業は仕事がある限り、体力が許す限り、つづけます。
医者、弁護士などの資格業は、資格を取るのに苦労していますから、
これも限界まで続けるようです。
弁護士の場合、年金が悲しくなるほど少ないという理由もあるようです。
(と、石ちゃんが言っていた。)
タレントも事務所に所属しているとは謂いながら個人営業ですから、
続けようと辞めようと自由です。
そこそこの年齢で「後進に道を譲る」、スパッと辞める人もいますし、
賞味期限が切れて人気も落ちているのにしがみついている人もいます。
明石家さんまや久本雅美などはこの部類でしょうか。
上に挙げた草野仁、関口宏、タモリ、北野たけしなどは潮時だったと思います。
遅すぎたかもしれません。
番組がもっと早く解放してやるべきでしたが、これまでの恩義か、少なくなっても安定的な視聴率に未練があってか、「切る」決断がつかなかったのでしょう。
人間だけでなく番組も新陳代謝しなければならないのですがズルズルと現状維持、
それがひいては視聴者のテレビ離れを惹き起こしているのでしょう。
こうした問題が語られるのも
医学の進歩か食事の改良か、人間が長生きするようになったからでしょう。
むかしは不摂生だったかもしれないけど、適当に新陳代謝が行われていました。
なまじ品行方正、お行儀よくなったのが生命サイクルを崩してしまっているのかもしれません。
長寿といえばチャンネルを回していると、時どき「黒柳徹子」が映ります。
椅子にどっぷり座ってデブを隠すゴテゴレの衣裳、
化け物です。
いっそ内裏雛の雌雛みたいに十二単を着て座っていれば
あの三角形のシルエットに不自然さはなくなるのではないか、
隠せば隠すほどあの下は、曙みたいな体形なんだろうと想像しちゃいます。
そういえば昨夜はNHKの歌番組に加藤登紀子が出ていましたが
彼女も下半身、下腹のデブを隠そうとするようにヒラヒラを沢山つけていましたが
おんな小錦みたいでした。
女性タレントは年取るとハワイ出身の相撲取りに似てくるのでしょうか、
面白い傾向です。
そういうのを老醜をさらす、というのでしょう。
あのぐらいの年になると、周りに「見っともないからやめろ」と言ってやる人もいなくなるのでしょう、
本人にとっても不幸です。
アイウエ・オホホホ。