忘れていたのですが今日は2月29日、

閏年の+1、おまけの日でした。

 

この日になると思い出す事があります。

昔わたしが会社をやっている時、バカな社員が

「今日は普段より1日多く働くのだから、1日分のボーナスをくれ」

と言って来たのです。

 

「いいよ。

じゃあ2月は働くのがいつもより2日少ないのだからその分給料減らそうか?」

と言ったら、

おとなしく引き下がりました。

 

「キャンプブーム」の下火

なあんて、はるか昔のことが思い出されるキョウこの頃

新聞は、コロナで火が点いた「キャンプブーム」が終焉を迎えた

なんて言っていました。

 

実際、あの社長の不倫で名を馳せた「snow peak」の2023年12月期の決算、

「当期純利益」が前年比ー99.9%100万円!、(去年は19億4600万円の黒字)、

見事に減収です。

これじゃあ「キャンプブーム」は終った、と思って当然でしょう。

 

だけど、どうなんでしょう?

ご存知のようにキャンプ用品というのはheavy-duty、

耐久性が売りですから、一度購入したら5年、10年は持ち、

古くなればなるほど、汚くなればなるほど「味」がでてきて愛され、自慢になったりする、

そこがタタミや女房と違う処、

ヒロシはそれを「育てる」と言っていました。

 

「snow peak」の大幅減収は、

初心者、ニューカマーのキャンプ用品イニシャル購入が一巡、一段落した、

もう当分、新規購入はないだろう、

ということではないでしょうか。

 

つまり、「キャンプブーム」が終ったのではなく、

「キャンプ用品購入ブーム」が終わったと見るべきでしょう。

 

「低山ブーム」

さて、キャンプブームと関連があるのかどうか知りませんが世の中は、「低山ブーム」なんだそうです。

NHKでも「日本百低山」なんていう番組をやってますし、

実際わたしも、月1か月2で、

奥多摩、神奈川の低い山、場合によっては丘を友人と歩くのを楽しみにしております。

 

そういえば確かに、

行く先々で、同年配と思われるジイさんバアさんを見かけます。

わたしのような老いぼれが年甲斐もなく、徘徊しているのです。

ブームの担い手は老人とみて間違いないでしょう。

 

他の方々の動機は知りませんがわたしの山歩きの場合はちょっとイビツで、

きつい山道を登りながら足や腰に負荷がかかり、

その痛みを感じることによって生きている感覚を実感するという、

少々マゾヒスティックな歓びを感じるために歩きます。

 

また元々心房細動で心臓が弱く、

登山により心拍数があがり心臓がバクバク、ドキが胸胸、動悸が激しくなるのを実感するのが動機という、駄じゃれを楽しんだりもしています。(*^。^*)

 

茨城県の商魂

そんな折、この「低山ブーム」に目を着けた茨城県が

県下の低山、里山を結ぶ登山道を整備、

新たに「ロングトレイル」としてアピール、

年間1000万人の集客をしようとしているそうです。

 

バカな県です。

 

登山なんか「野趣」、自然に触れたくてやるものです。

勿論こちとら専門の登山家ではありませんから「危険」は避けたいですが、

手を加えることは極力少なくして必要最小限、自然を大切にしたいもの。

それを、整備されたトレイルで1000万人の集客?

山に「商業主義」を持ち込んでほしくないもの、

 

山は、自然は、

己と対峙する魂の空間なんです。

茨城県のは商魂、

考え方が根本から狂っています。

 

なあんちゃって。

 

チャンチャン。(^O^)