気がつけば、いつの間にか相撲が始まり

気がついたときには、もう今週で終わりだそうです。

 

かくも存在感のなくなった相撲、

あれだけ図体のでかい、体重も重い人たちなのにこの存在の軽さ、希薄さ、

面白い対比です。

 

毎場所見ているわけではないので間違っているかもしれませんが

優勝して期待されると

次の場所は決まってケガをしたりして、成績が悪いみたいです。

 

特に「横綱」を狙う相撲取りが優勝、

次も連続して優勝すれば「横綱」

というところで翌場所は休場、

そんなのが入れ替わり立ち代わり、

現れては消え、消えては現れ、繰り返され、

遂に白鳳が辞めて以降、新しい「横綱」は出ていないのっではないでしょうか。

 

「横綱」になったらなったで毎場所のように休場、

そんなに休むなら辞めちまえ、「給料ドロボウ」

と言われてちょっと出て、また休場、

そんな「横綱」が何人もいました。

 

たまに見るNHKの中継、

相撲取りはどれもいい体格をしていますが

手足の関節、サポーターや包帯でぐるぐる巻き、まるでミイラ、満身創痍です。

多分、

それだけ稽古や本番でぶつかる力が強く、

身体を痛めるのでしょう。

 

むかしは

というのはわたしがガキのころ、

栃錦、若乃花、千代ノ海、鏡里、吉葉山の時代ですが

相撲取りは四つに組み、それから押し出したり投げ飛ばしたりする「技」で勝負が決まっていましたが

 

現在は、

ハワイの大型力士が出てきた頃からでしょうか、

身体をデカクして、その重力にスピードをつけ「重力X速度」のぶつかり合い、

まるでアメリカンフットボールの体当たり、

 

アメリカンフットボールはプロテクターを着けますが相撲は生身

物理的パワーでぶつかり相手にダメージを与えるという喧嘩 勝負、

決まり手は「ぶちかまし」、「殴り倒し」、暴力です。

だからケガが止まないのでしょう。

 

これも時代の流れなのでしょうか、

「技」を捨てて「暴力」で勝敗が決まる「競技」?

誰かが「神事」なんて言っていましたが、ただの格闘技、

 

何年か前、部屋内の暴力「パワハラ」で志願者が減ったと聞きましたが

こう「ケガ」の多い職業では、就職希望者も少なくなるのではないでしょうか。

 

実際「新弟子検査」、

毎年4月が学校卒業翌月で志願者が最多になるらしいのですが

昨年の4月で34人、年間で53人、

(1963年は250人、1992年が160人)

先細りの現実、今年は果たして何人?

 

まあ蘇民祭でも褌姿はどうなのよ、

と謂われ廃止になる昨今、

あのTバックの恥ずかしい姿を人前に晒すのも現代にはそぐわないのではないかと思ったりいたします。

これも時代の流れ

 

今後相撲はどういう命運をたどるのか、

気がついたらなくなっていた

なんていう可能性も、ありそうでヤンス。

 

ガギグゲ・ゴッツアンどす。