う~サブっ。

サブいじゃあありませんか。

寝床から出られず

布団の中からテレビのスイッチを入れると

「歌会始め」なんてをやっていました。


「歌会始め」といったって年に何回かやるその初めて

という訳でなく一年に一回、

だから始めも何もなく

始めにして終わりなのに

「始め」と言い張っているようです。


そして「伝統」だか何だか知りませんが

例によって皇族の女たちの

一体いつの時代のファッションか知りませんがチンドン屋みたいな珍妙な服装、

あんな格好をして文化の伝承者みたいな気持になっているのでしょうか。


それともうひとつ面白いのは

歌を発表する時

やはり伝統の真似事でしょうか講頌というんですか?

披露される歌を5~6人の男が節をつけて歌うのですが

これが花や風を詠うなら兎も角現代の歌ですから

特に今年は題が「岸」ですからどうしても津波や被災、瓦礫を詠ったものが多く

他にも地雷処理とか介護とかメガソーラーなんてえものが詠われ

それが古式かなんか知りませんが

気取って間延びしたウダウダの節回しで歌われるのですから

聞いていて何とも不釣り合い

可笑しいったらありません。


和歌が季節の花鳥風月や恋のみならず事件、思想をも盛り込むことのできる文芸だけに

こうした形だけのお遊びとしての昔のノー天気な宮中のシキタリは明らかに時代に適ってないと

そんな事わたしだって可笑しいと思うのに他の人は誰も可笑しいと思わないのか

誰か教えてやればいいのに

と思うのですが

あの変てこな衣装も誰も注意してやらないのですから

どうでもいいか、

多分臣民たちは有難いことと奉っちゃったりしているんでしょう、

北の国と同じです。


それにしても皇室の連中の歌、

揃いもそろって韻を踏んだ訳でもないでしょうがお座成り等閑ナオザリな歌ばかりの中にあって

天皇の女房の美智子だけは流石に才女、

去年の被災の悲惨を見事に詠いあげているので

わたし的に二重丸◎を上げることにしました。


そして折角美智子という才能が皇室に入ったのに

その遺伝子がふたりの盆暗息子に受け継がれなかったというのは果して日本国民にとって幸運だったのか不幸だったのか

ま、

そんなことはどうでもいいですね。


そんな形骸化した王朝絵巻?の真似事を見ていてすっかり愉快になり

気持も温かくなったのでフトンから這い出したら

ヒ~クションッ!


やっぱり寒いです。

それに空気も乾燥して

ただでさえ干乾びたお肌がカサカサ


目黒川、

困っちゃう。


イヒヒヒ・・・・。