韓国の金大中が死にました。

故人にはなんの感慨もありませんが、

彼の死んだ病院に献花台を設け、弔問を受け付けているそうです。

先日ニュースで知ったんですが、

最近の韓国では病院が葬儀場も兼営するのが流行りなんだそうです。

我々にはちと戸惑ってしまうような所業ですが、

彼の地韓国では受けているんだそうです。

実際地元の人たちの声を聞くと、

「死んでから葬儀の場所をあちこち探すより、

 その場で出来るから便利で楽でいい。」

と、好意的なご意見でした。

今で謂うワンストップ・ショッピングってゆうやつです。

文字通り「揺りかごから墓場まで」です。

日本人は病院で線香の臭いがしたりすると

「縁起でもない」とか、

「あそこの病院はいつも葬式をしている、

よっぽど腕が悪いんじゃないか」

なんて思われちゃうんじゃないかと

躊躇しちゃいますが

さすが韓国、考えることが合理的です。

最近は病院経営も大変なんだそうです。

赤字続きで、閉鎖に追い込まれる病院も多いのだとか。

どうでしょう、

隣国の知恵に倣い、

わが国も病院で葬式をするようにしたら。

映画「おくりびと」以来

葬儀屋のヤラズボッタクリ体質が問題になっています。

病院で宗派に拘らない、シンプル、簡素な葬式をするってゆうのはどうです?

病院も、葬儀社からバックマージンを取るようなイジマシイ商売をするよりいいでしょう。

死んだひとも坊主の辛気くさいお経で送られるよりも

看護婦たちの合唱かなんかで送られるほうが楽しくあの世へ旅立てるんではないでしょうか。

でもまさか、葬式に保険の点数なんて付けないでくださいよ。

それに

「今月は葬儀部門の売り上げが落ち込んでるから、

 もう2~3体、仏を作らなくちゃァならんなァ。」

なんていうことも勘弁してほしいですね。

「先生、特別室の麻生さん、死に体ですけど。」

「じゃあ前倒しで今月、やっちゃおうか。」

「それにあの人だったら葬儀も結構豪勢にやると思います。

 多分“スーパー松”でいくと思いますよ。」

「そうか、そうすると今月の売り上げが助かるな。

 じゃあキミ、早速点滴にアレ、入れてくれたまえ。」

そんな会話があちこちの病院でかわされるようになるんでしょうか。

将に金大中がそうだったりして。

病院の新商売、なかなか楽しそうじゃあありませんか。

イヒヒヒ・・・