「健康日本21」で日本人の野菜不足が指摘され、積極的に野菜を取るように啓蒙活動をしてきていたその活動に乗る形でメーカー各社は「これ一本で一日分の野菜がとれる」「野菜摂取目標値350g」など、十分なバランスの取れた野菜ジュースとして販売を行なっていたが・・・。


表記上などは確かに基準値クリアしてるが、実際のところはどうなのであろうか?名古屋市消費生活センターの調査でその実態がわかった。



全ての栄養素について調べたわけではないが、特定のビタミンなど殆ど含有されていない製品も見られ、全体的に摂取基準バランスを満たすものはなかった。


野菜の栄養素も生産状況や生の状態でも違うし、加工状況・時間経過によっても変わってくる。

また昨今の野菜自体の栄養素量が昔に比べ低いのでより野菜を摂取しなければ規定の栄養基準を満たすことは難しい。


よく言われることであるが、野菜などをジュースにするために加工を行なうと栄養素(特にビタミンなど)が損なわれる。メーカーの場合はどのような方法で加工行ない栄養素を損なわないようにしているのか、また不足分の栄養素を添加しているのか詳細はわからない。


また、表示に関して生野菜の段階での栄養素表示なのか、加工後の栄養素表示なのか。表記上の栄養素の含有量が検査の結果より下回るということは、加工前の栄養素表記か、一般的な野菜の栄養表記の資料があるはずなので単純にそのデータをそのまま表記しているのか。


ただ「これ一本で大丈夫」ということは、ないということである。

基本的な食事を取りながら、補助的に野菜ジュースで補う。当然それでもバランス良く栄養素を摂取することが難しいので、その時はサプリメントなどを服用する。


極端な話、昔に比べてバランスは兎も角かなりの栄養(特にカロリー)は摂取してるのであって、多少バランスが悪くても、3食の食事を(最近は回数を分けた方が栄養素の吸収に関してもいいらしいが・・・)しっかりとることが重要である。朝食を抜く、空腹感を間食で補ったり紛らわすことはそれこそよくないことである。


話がそれたが、昨今の健康志向の表れか、消費者が情報を求める世の中になり、メーカーも栄養表記をし、消費者もそれを信用して摂取するわけである。


栄養の取りすぎも良くないが、足りないくらいなら(足りない自体は虚偽である)多少規定より栄養素の含有量が多いくらいでもいい。栄養素も極端に多くなければ害もそれほどあるわけではないし、過剰摂取した栄養素は吸収されず排出されるので問題はないと思う。




名古屋市生活消費センター 野菜ジュースの栄養評価テスト(PDF)

http://www.seikatsu.city.nagoya.jp/test/shibai/yasai.pdf