昨日はスクールでテストでした。
短い期間で学んで練習してテストに挑む生徒さん。すごい集中力です。
私も生徒の頃はみんなと同じように必死に覚えて残って練習してたなぁ。
頑張っている生徒さんの姿を見ていると遠い？昔
をいつも思い出します。
そして、今はこうしてセラピストを育てるお仕事をしているなんて、奈良でサロンを始めているなんて
全くその頃の自分では想像していなかった事でした。
人生、何が起こるか本当にわかりませんね。
私がスクールでテストを受ける時にいつも心がけている事があります。
技術はもちろん上手いに越した事はありません。点数が高くなるのは当然です。
ですが、技術力は現場での経験が大きいのも事実で、そこだけに焦点を置く事はしません。
セラピストとしての心構えがあるかどうかだと思っています。
リラクゼーションマッサージのお仕事はサービス業です。
お金を頂いてお仕事をするのですから、お客様がサロンにお越し頂けないと何もできません。
リラクゼーションセラピストは技術力=集客=繁盛するお店ではない事も多く、リラクゼーションサロンにお越しのお客様は
「心の癒し」
もとても大切に考えられているのだと思います。
ですので、「いかにお客様に寄り添う施術が出来ているか」という事を受けて感じながらテストを行っています。
傾聴（けいちょう）
という言葉があります。
この言葉、とても好きです。
耳を傾け、熱心に聞くという意味なのですが、
相手のメッセージ、言葉だけではなく、姿勢・しぐさ・表情・声の調子などに最後まで耳を傾け、相手の感情に共感するカウンセリングが出来るかという事が大切だと思っています。
共感といっても相手と同じ気持ちになる「同感」や「同調」とは違いますので、無理やりシンクロしようという訳ではなく、
相手の言葉に対して否定をせず、寄り添える言葉がかけられるかどうか。
大げさな例えになるかもしれませんが、
「自分は受け入れられている」
という肯定感を感じて頂く事で、心が少し緩むと、身体も緩む。
そして、これから始まるトリートメントも受け入れられやすい身体に変化していきます。
そんな偉そうに言って自分がサロンで満足なカウンセリングが出来ているかはわかりませんが
、気持ちは全身全霊で耳をダンボにしてお聞きしております。
そして、そんな心温まる気持ちをもったセラピストが沢山育ってくれればいいな～と願って
昨日も合格、卒業されていく生徒さんを見送ってきました。
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体の根底にある疲れの原因に気づき、内側から自分自身の持つ元気のお手伝いを心がけます。