ベッドの温もり | 気が向いた時の雑談日記。

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ベッドの温かさは
凄く気持ちがいい。


誰もいない大きなベッドは
足を真横に伸ばしてみても
少し横に転がってみても
何にもぶつからない。

独り占めしていられる大きなベッドは
お布団をいくら自分の方に引っ張ってみても
お布団をいくら巻き付けてみても
誰にも文句を言われない。


そんな温かさを私は今
独り占めしているんだ。


でも、ベッドの上は
とても静かで
窓の外は風が自由にお話をしているの。

私は上半身を起こして
お布団を掛け
カーテンの隙間からお外を見た。

いくら私が風に話しかけても
返事があるのかさえわからない。

いくら私がベッドに話しかけても
私が無理やりだした「ギシギシ」という音しかベッドは話さない。






そんな、耳鳴りしか聞こえない

静かな部屋でした。







「ねぇ、ベッドちゃん。なんで私はベッドちゃんが好きなんだと思う?」

出ない答えを少し待ってみた。


ベッドの温かさは、前にお母さんに
ギュッと抱きしめられたときの
あの安心する温かさだったからかなぁ。

だから、独り占めしたくなったり、
安心して眠れたりするのかなぁ。




「でもね、私、気づいちゃったんだ。」

お布団の温かさは
お母さんの温かさじゃないって事を。

最初からお母さんみたいに
温かいお布団じゃないって事を。



自分の体温で、勝手に安心して
眠りについていた。






お母さんの温かさじゃない事を

私は気づいちゃったんだ。







私の吐息だけが聞こえるこの部屋では


「でもね、私、気づいちゃったんだ」


といいかけて、また気持ちよく眠る
そんな私の姿を、風の音たちは
見るに見かねて静かになったことを


私は知らない。








これはほんのひと時の



小さい女の子の発見でした。